これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

テニス肘、テニスしてないのに。。

腱鞘炎になってしまいました。 テニス肘というそうです。 前腕伸筋腱付着部炎。 テニスは四十年前の体育の授業以来、全く縁がなく、 それどころか肘を使うスポーツなど一切していません。 スポーツ苦手です。 原因は長時間パソコンのキイボードを打ち込んで…

認知症の人の怖さ。。

殺されそうになっても介護しないといけないか。 認知症の人の家族は場合によって「認知症の本人に殺されるかもしれない」と不安になることがある。 どのくらいの割合かは、多くもないが少なくもないと思う。 そう思わせるほど「頭がおかしい」し「狂っている…

多くは認知症という病識がないので。。

自分が認知症だと思っていない。 認知症の人の多くが思っていないらしい。 「自分は認知症ではない」と思って暮らしている。 それを専門用語では「病識がない」というらしい。 うちの親が認知症になって、「よかったこと」などないはずだが、このことだけは…

老人ホームで迎える87歳の誕生日。。

87歳の誕生日が過ぎた。 今回も「本人はわかってないのだけど、これが最後かもしれないから」と都合をつけて誕生日当日に面会に行った。 施設によるのだが、うちの親の施設(一般の老人ホーム)では「誕生日だからという行事」は何もない。 プレゼントの包み…

認知症、最後のワガママだから。。

高齢になると、自分勝手(ワガママ)になる。 昔から言われてきたことだ。個人差はあるが。 脳の老化と関連するらしい。 自制心、つまり「状況を考えて、自分の感情を抑える」という機能が衰えて、「ガマンできない」ようになってくるのだろう。 普通の老人…

認知症、周囲の思いやりは伝わるかというと。。

認知症の人に周囲の「思いやり」は伝わる? うちの親のケースでは「伝わらない」のがほとんどだった。 認知症になる前なら簡単に伝わっていたことが、何も伝わらない。 「寝てばかりいないで少しは運動して」と言うのは、 親の健康を思っての「思いやり」な…

救急依頼は夕方から増えるらしい。。

急に寒くなった。今年は冬が早い。 毎年思うのだが、雪国や南国と違って四季があるのが日本だったはずが近年はそうでもないような傾向にある。 冬と夏が長く、春や秋は近年は存在感が薄れ、あっという間に過ぎる。「ちょうどいい気候という時期」は驚くほど…

老人施設の靴箱の不安。。。

風邪引きでは施設に面会に行けない。 今シーズン最低気温という日が何日かあって、今シーズン最初の、 風邪を引いてしまった。 インフルエンザの予防注射を早めておいてよかった。 今年はワクチン不足が予想されるという報道があったので。 秋冬は風邪引きが…

老人施設を選ぶときに。。

老人介護施設のエレベーターは独特だ。 身体の不自由な老人の利用に便利なようになっている。 スピードが遅く、ドアが閉まるのだって遅い。 それだけでなく、施設によってはエレベーターを使うのに暗証番号を入力する必要がある。 入居者が一人で勝手にエレ…

認知症の人の「思い出の品」は。。

認知症でも「思い出の品」は捨てられない。 うちの親は三年ほど前から一般の老人ホーム(特養ではない)に入居しているのだが、個室の広さは18平米しかない。 その前は25平米の「サ高住」に住んでいたので、転居する時にかなりの量の物を捨ててきた。 サ高住…

「胃ろうお断り」の言葉は。。

「胃ろう老人」の居場所はホントにない。 親が胃ろうになる前までなら、「ほんとうに少ない」と言うだろうが、 入所先を探してみての実感では「ないに等しい」となる。 今入所している施設を探すのにどれだけ苦労したことか。 うちの親が発症した頃(2008年…

生きていても仏壇に話すのと同じになって。。

また台風が来るというので施設に面会に行った。 秋晴れという言葉があるのに、今年は天気のいい日が少ない。 うちの親の老人ホームは電車で約一時間の距離にある。 近くなら少々雨が降ってもいいのだが、近くの施設はどこもどこも「胃ろう枠の空きがなく」入…

親の家を片付けるには。。

羽根が壊れた扇風機だって捨てない。 うちの親の家が「ごみ屋敷」のようになっていた頃のことだ。 「もう捨てたらいいのに」というモノばかりであふれていた。 家電は十年が寿命らしいが、二十年はとっくに越えている古さでも、 「まだ動く。もったいない」…

増税されると老人施設への支払いも増える。。

台風が近づく中、選挙に行ってきた。 なぜかまた出口調査につかまってしまった。 人の良さそうな顔なのだろうか、それともヒマそうな顔? 調査項目の中に「重視した問題点」のような設問があったのだが、 一番上に「消費税増税」という項目があった。 そこで…

医師がいる老人施設は安心できる。。

老健など「医師が常駐する」施設は安心できる、はずだ。 認知症の人を支えていくことは大変難しい。 だから、家族と周囲の人々のチームワークが大切だという。 介護士・看護師・医師と、家族とが連絡を密にして相談しあって「本人のために適切な方法」を考え…

認知症に関して医師は頼りにならない。。

認知症の人の家族は誰を頼ったらいいのだろう。 介護士(ケアマネージャーを含む)だったり、主治医だったり、看護師だったり、身近に専門職の人々がいることはいる。 認知症については「わからないこと」だらけだ。 たずねれば皆何かしら答えてはくれるが、…

認知症、介護認定すら拒否する。。

「たった一人の介護」は避けるべきだ。 今は介護保険制度があり、介護職の人々の力に頼ることができる。 政府は「たった一人の介護」はないと思っているかもしれない。 「制度があるのに、それを利用していない人」のことを考えないならば、「介護の孤立化」…

認知症と嚥下機能と。。

嚥下障害は老化? うちの親(86歳、胃ろうで寝たきり)の嚥下障害は三年前の脳梗塞発作によるものだが、以前から兆候はあった。 六十代からすでに「よくむせる」ことがあったが、本人は「のどが弱いから」と言って特に気にしてなかったと思う。 アレルギーは…

認知症、障害者でも障害者でない。。

明らかに障害者なのに、障害者ではない。 認知症の高齢者のことだ。 どんなに障害が重度でも、今の制度では障害者ではない。 認知症は脳機能障害だとされている。また、ほとんどの人がどこかしら身体障害もあるのに、障害者とはみなされない。 老人施設のス…

服を上下さかさまに着るなどと。。

シャツの上下がわからない、そんなことがある。 服を「裏表に着る」とか「後ろ前に着る」とかは普通の人でもよくあることで、驚くようなことではない。 裏返したままだったり、デザイン的に前後の区別がつきにくかったりで、急いでいる時などに普通に起こる…

認知症家族に声をかけるなら。。

これ以上がんばってはいけない。 認知症の人を介護している家族に対して、周囲の人が「がんばって」と声をかけることが普通にある。 「大変ね」と言ったあと、他にどう言って励ましたらいいか、適切な言葉もないからだと思う。 認知症をよく知らない人々にと…

認知症、使途不明金は。。

認知症の親に現金を持たせたくはない。 持たせたらドブに捨てるようなものだ。 通帳や印鑑だって、持たせたくない。すぐに紛失するから。 それでも本人が言うことをきいてくれないから、持たせないわけにはいかなくなる。 運よく言い聞かせることに成功した…

認知症、よく物をなくすのだが。。

健康保険証をなくすと、やっかいだ。 うちの親は認知症になってから、日常的に物(財布や通帳、鍵など)をなくすようになり、その都度大騒ぎだった。 「なくした」といっても、本人が財布の入ったバッグをゴミ箱に捨てていたり、財布や現金を「どこかに隠し…

認知症で胃ろう「訪問診療費」は。。

うちの親は2008年秋に「サ高住」に入居した。 それからずっと「訪問診療」のお世話になっている。 月に二回の定期訪問で定額、一割負担で毎月五千円ほどだった。 その後、「胃ろう」になったが、訪問診療費は同額のままだ。 胃ろう関連の消耗品や定期交換の…

介護用オムツ、捨てるのも苦労。。

介護用オムツ、捨てるのも苦労だ。 赤ちゃん用と違って大きくて重いから、買いに行って運ぶのも疲れるが、使用済みオムツを捨てるのだって苦労だ。 年々介護度が重度になり、オムツの量は増える。 だが、介護を担うほうだって年をとり、体力が衰えていく。 …

介護用オムツとパッド。。

介護用オムツにも専門家がおられるようだ。 昨日、何気なくテレビをつけたら「オムツの正しい装着方法」というのを専門家が説明しているところだった。 オムツの悩みの第一位が「漏れ」で、ぴったりと装着しないから「漏れる」のだそうだ。 そういえば、うち…

誰でも認知症・胃ろうになると思えば。。

「地震は必ず来る」と思って準備するのがいいそうだ。 「地震が来るかもしれない」という思いの中には、「自分の所だけは来ない」という希望的な思いが含まれている。 その「地震が来てほしくない」という思いが、「まだいいだろう」になり、準備を遅らせて…

親が認知症になる前に。。

親が認知症になる前にしておけばよかった。 そう思うことが多々ある。 「発症前ならラクだったのに」という理由だ。 ラクでなくても、大変な苦労があっても結果として「できる」ならいいが、発症後には「とても無理、できない」ことも多い。 たとえば以下の…

認知症の発見が遅れたのは。。

同居家族がいないと早期発見が遅れる。 初期は「まともな時」が比較的長いし、認知症の本人が「辻褄を合わせて上手にごまかす」こともあるので、 たまに来る家族は異変に気がつかないからだ。 だが、いつも接している周囲の人々は気づいていることが多い。 …

認知症、早期発見に「年だから」は。。

「年だから」で終わったのが失敗だった。 認知症は早期発見が第一と言われている。 今の医学では治療困難で、悪化を抑制するしかないからだ。 早期発見して適切な環境を整備することで、上手くいけば「脳細胞の破壊の速度を遅らせる」ことができる。 うちの…