これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

認知症を発症して九回目の誕生日。。

86歳の誕生日が過ぎた。 うちの親が認知症を発症してから九年、胃ろうで寝たきりになってから三年だ。よくここまで長生きできたものだ。 本人が誕生日を自覚しなくなって長い年月が経った。発症して一年ぐらいで時間や季節の感覚がおかしくなったからだ。 そ…

家族には夜間の徘徊は防げない。。

家族が徘徊をとめることは不可能に近い。 徘徊しないようにいつも見張っていても、徘徊しようとした時は一緒に付いて行くとしても、完全ではない。 家族は普通は深夜早朝は眠っている。その時認知症の本人も眠っているならいいのだが、そうでないことが多々…

最初の徘徊、駅へ息子を迎えに。。

場合によっては、徘徊の背景に妄想がある。 うちの親の最初の徘徊は最寄のJRの駅への往復だった。駅へ行く理由が全くないので「徘徊」とみなしていいと思う。 厳密には最初ではないかもしれない。当時は一人暮らしだったので、徘徊していても誰も気がつかな…

妄想が徘徊の原因だったら。。

場合によっては、徘徊の背景に妄想がある。 うちの親の最初の徘徊は最寄のJRの駅への往復だった。駅へ行く理由が全くないので「徘徊」とみなしていいと思う。 厳密には最初ではないかもしれない。当時は一人暮らしだったので、徘徊していても誰も気がつかな…

徘徊を防ぐために家族は(2)。。

徘徊を防ぐために家族にできることは何だろうか。 なぜ出て行くのかという理由がわからないにしても、家が楽しくて安心していられる場所だったら出て行かないだろう。 家にいると「何もすることがなくて退屈で出て行く」のだったら、何か興味のあることを用…

徘徊を防ぐために家族は。。

徘徊を防ぐために家族は何ができるのだろう? 認知症の人の徘徊には理由があるようだが、それは家族など周囲の人々にはよく理解できない理由であることが多い。 認知症の本人の頭の中の世界と、家族など普通の人の世界とは時に「時間・空間」が異なり、共通…

高齢の親の家を建てて(3)。。

使う人の立場で、何事もこれがベストだ。 だが、自分とあまりにも違う場合は「対象者の立場で考える」ことが難しい。現実はそうはうまくはいかないようだ。 そうしたつもりでも結果としては全く「はずれ」だったりする。 高齢の親の家を建てる時に、あれこれ…

高齢の親の家を建てて(2)。。

高齢の親の家、それなりに考えて建てたつもりだ。 前にも書いたように、トイレ・浴室・洗面脱衣室は広くして介助の時に備えた。以前の家の1.5倍~2倍ぐらいの広さだ。 廊下も居室も全て同一のフローリングにして、段差をなくした。 トイレ・浴室・玄関・階段…

高齢の親の家を建てて。。

十一月十一日(今日)はコンセントの日だそうだ。 今まで何軒かの家(といってもアパートの部屋)を借りて住んできたが、どこでも共通した問題点がコンセントの位置だった。 使い勝手を考えてない。必要な所になかったり、数が不足したり。 建てる時にもう少…

徘徊と、認知症の徘徊とは。。

徘徊とは、「あてもなくうろうろ歩き回る」ことだ。 それがこの言葉の元々の意味だが、毎日時間に追われている現代人には無縁の言葉だろう。そんな余裕がどこにある? ただし、無縁というのは家族が認知症になるまでに限られる。 認知症の人も、周囲の人から…

認知症の徘徊を防げない理由は。。

認知症は「わかりにくい」し、見えにくい。 初めて会う人などは「どこがおかしいの? 話し方も態度も普通だよ」と言うことがある。それほど外からはわかりにくい。 普通の領域と異常の領域とを行ったり来たりしているからだ。 いわゆる「まだらぼけ」という…

認知症は突然悪化する。。

認知症は突然悪化するように見える。 しかし、「アルツハイマー型は徐々にゆっくりと進行する」と言われているから、本人にとっては突然ではない。 初期では自分が壊れていくことを自覚する場合もあるので、本人は「ゆっくりと」進行するにつれて不安に思っ…