2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧
今の社会、今の医療には「命の選択」がある。 昔なら「寿命は神様しだい」で、誰もが「天命」として何も考えずに受け入れるだけだった。人間がどうのこうのとできる範疇ではなく。 しかし、今は人間の選択で命の長さが決まるということも多くなった。 親が子…
介護は「がんばる」ものだし「がまんする」ものだ。 何年も前から「がんばらない介護を」と推奨されてはいるが、現実としてどうだろうか。がんばらずに介護できるだろうか。 初めて認知症の人を介護するとなると、がんばって対処法を習得する必要があるし、…
継続したストレスにも、いくつか対処法はあるそうだ。 瞑想と、「100の気分転換法」で克服できるらしい。 昨日たまたま見たテレビ番組で、何人もの研究者が紹介していた。 ヒトでも野生動物(シマウマなど)のようにできるのだろうか。 眼前に敵がいる時…
ストレスだらけでも、シマウマは胃潰瘍にならない。 弱肉強食の野生動物の生活はストレスだらけのはずだ。 毎日のようにライオンに追いかけられ、命がけで逃げ切っているから。 それでもシマウマは胃潰瘍にはならないらしい。 もし人間なら、そうはいかない…
介護ストレスは「軽いストレス」ではない。 認知症の人を介護する家族にとって、介護ストレスは毎日継続していて、途絶えることがない。よって慢性的にストレス反応が起きていると言える。 この状態が長期間に及ぶと、ストレス反応によって心身に不具合が生…
ストレスを避ける方法がわかっても、かえって苦しむこともある。 避ける方法(対処法)があるのに自分ができない場合だ。こうすればいいとわかっていても、結果としてできなければもっと苦しい。 次はこうしようと思っていても、そうすればストレスは軽減さ…
胃ろうで寝たきりのままだが、要介護4に戻った。 うちの親(85歳)は二年ほど前に脳梗塞が再発し寝たきりとなり、胃ろうを付けて退院したが、それ以後ずっと要介護5だった。 医療的にはリハビリ不能、治療不能の終末期とされている。 昨日新しい介護保険証…
認知症の人に一生懸命説明しても逆効果という場合がある。 「一生懸命がんばると、逆効果」というのは、普通は理解できない。 普通は「がんばればがんばるほど良い結果につながる」からだ。 認知症の介護は介護する側(ケアラー)がどんなに努力しても成果が…
二ヶ月で退職、介護の現場ではよくあることだろう。 介護業界の離職率が高いことは知られているが、うちの親の施設(一般の老人ホーム)でも、そうだ。 しょっちゅう職員が入れ替わっている。四月に「新任です」と挨拶されたばかりなのに、六月になるともう…
認知症でも、虐待されれば覚えている。 アルツハイマー病が認知症の代表的な疾患だが、これは脳の海馬という「記憶を形成する部分」の細胞が減少し(やせ細って)起こるそうだ。 だから、認知症だと「数分前の記憶」すらない人もいる。 だが、認知症の人を何…