これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

覚悟は何年もは続かない。。。。。

風邪が長引いて施設に面会に行けない。 もともと風邪を引くと一週間や二週間は治らないのだが、この冬はいつもよりもひどかった。「治りかけた頃にまた別のウイルスが」という感じで。 咳は少なくなっても鼻から咽頭の部分が腫れていて声が変わっている。そ…

施設での「訪問診療」は確かに安くなった。。。。。

去年4月から「訪問診療費」が一部で値下げされている。 一般の家庭に訪問するのは別だが、施設や「サ高住」などの「施設に準じた」老人用住宅に往診する際の「診療費」が大幅に値下げされた。 それまでの半年と、それからの半年でどれだけ差額が出たかを計…

脳細胞の自滅のイメージは。。。。。

細胞は最期に輝くらしい。赤や緑の光になるそうだ。 先日、テレビニュースを見ていて、気になった言葉があった。「細胞が死ぬ時に光を出す」ということだ。細胞死の自家蛍光というらしい。 小保方さんはそれを見て「大発見」だと勘違いしたようだ。取材陣を…

寝たきり一年、床ずれはない。。。。。

「床ずれ」を防ぐことは可能だそうだ。 栄養状態が悪かったら、どんなに気をつけていても床ずれは防げないが、そうでない場合は、充分なケアがあれば防げるらしい。 去年の春、うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)のために、エアーマットや介護…

認知症の人の言葉にイライラせずにすめば。。。。。

他人の痛みがわかるのも、脳が働いているからだ。 他人の苦しみや心の痛みを「自分のことのように思って」共感し、同情することは普通の人ではあたり前だが、できない人がいる。 「共感、同情」は人間関係の基本、これがないとなると社会から疎外されるので…

胃ろうで寝たきり、「痛いところがない」はずは。。。。。

脳が壊れていると痛くても痛いと感じないらしい。 手足など末端の神経が「痛い」と信号を発しても、痛みを感じる中枢に異常が起きている場合は、脳は「痛い」とはみなさない。 うちのおばあちゃん(84歳)は寝たきりになって一年半になる。認知症を発症し…

合併症や後遺症として認知症が出て。。。。。

介護が始まって十年になる。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)が最初の脳梗塞の発作を起こして救急車で搬送されたのが、十年前のちょうど今頃だ。 脳梗塞の発作が起きやすいのは冬や夏と思われているが、その時期を過ぎて「やれやれ」と安心…

認知症介護は「みんながそうだから、みんなと同じ」ではなくて。。。。。

「施設はかわいそう」なのだろうか。 認知症の親に介護施設に入所してもらうのは簡単ではない。一つには本人が嫌がるから、もう一つは「子としての責任感」が邪魔するから。 日本では安く入居できる施設の不足により、多くの家庭が自宅で在宅介護している。…

認知症の親の暴力で「有罪」に。。。。。

認知症介護の困難さは、一般の人にはわかりにくい。 三年ほど前の「介護殺人」事件で、一審判決で「傷害致死」で懲役刑となったが、先日の二審では「暴力」のみで罰金刑となったという報道がある。 認知症の母が暴れて、在宅介護している息子夫婦が二人して…

認知症の「介護疲れ」は。。。。。

認知症の在宅介護はきわめて困難だ。 困難なことを無理して続けていると、いつかはガマンしきれなくなって「きれてしまう」ことだってある。人間だから、介護ロボットではないから。 老人虐待や介護放棄という事件になるのは今はまだ少数だが、その寸前まで…

認知症だから何を言ってもわからない、とは限らない。。。。。

認知症だからといって、何を言ってもいいわけではない。 一部の人には「何を言ってもどうせわからない」という思い込みがあるようだ。どんなに説明しても理解できてないことは多いから、無理はないが。 しかし、「どうせ聞こえてない。聞こえていても理解で…

訪問介護(在宅介護)と介護保険外サービス費。。。。。

「サ高住」は施設のようで施設ではない。 「訪問介護」ということで、介護保険が使えるサービスには制限があり、介護保険外サービスを加えないと施設なみにならないことがある。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)は今は一般の老人ホームにい…

薬の効かない老人を「薬漬け」にしても。。。。。

認知症の老人に多くの薬、どうかと思う。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)の認知症が発覚したのは2008年だが、発症はその一年前ぐらいだ。誰も気が付かなかったが。 2008年、「サ高住」に入居したのだが、その時に提出した薬リスト…

親が認知症になった時、「胃ろう」は。。。。。

親が認知症になって、あわてて認知症を学んだ。 古いノートを整理していたら、その当時(2008年)の資料(認知症だけでなく介護施設関係も)やメモ書きがどっさり出てきた。よく集めたものだ。 「認知症とは」のメモは以下。 。。。。。。。。。。。。。…

老人介護施設を選ぶ、クチコミは。。。。。

施設の良し悪しは入居前にはよくわからない。 見学や体験入居などで雰囲気はつかめるし、併設のデイサービスを利用していたり、ショートステイや短期入所を利用していれば少しはわかる。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)は一般の老人ホーム…

認知症の人の身体拘束、医療と介護では。。。。。

認知症の人の身体拘束を見るのはつらい。 たとえ他人でも見ていられないのに、親が認知症になって「拘束ミトン」をはめられ、それを見た時の気持ちといったら、つらいどころではない。 点滴を抜くからと、また、胃ろう手術後に「胃ろうボタン」の周囲をさわ…

「介護に疲れて」の事件、老老介護は特に。。。。。

当事者にならないとわからないことは多い。 世間一般は認知症を甘く見過ぎているし、「認知症の介護は特別に困難なもので誰にでもできるわけではない」という認識も、世間一般にはない。 これだけ認知症の人が増えても、遠くから見ているとわからないものだ…