これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

サ高住、施設なのか住宅なのか。。

「サ高住」は施設ではなく、住宅だ。 外観は老人介護施設と同じに見えるし、必要があれば介護サービスを受けられるので、施設にいるのと「ほぼ同じ暮らし」ができる。 老人の中には施設だと思って住んでいる人もいるだろう。 どこに入居しようかと考えている…

認知症の暴力的抵抗、意思疎通と不安感が。。

「認知症で暴れる」、どうしたらいいのだろう? 認知症には比較的穏やかなタイプから、かなり攻撃的なタイプまである。 それによって認知症の介護の困難さも大きく差が出てくる。 うちの親もある時期から「暴れる」ようになり、どうしようかと悩んだものだ。…

徘徊しても探してくれるという安心感。。

親が「サ高住」に入居した日の解放感と安心感は忘れられない。 認知症を発症してからというもの、今の不安と将来の不安で眠ろうとしても眠れない日々だったが、その日からやっと少しは眠れるようになった。 もちろん不安感が100%消えたわけではなく、入…

認知症で一人暮らしは可能だろうか。。

「認知症で一人暮らし」は可能だろうか? うちの親二人の実例からすると、不可能だ。 発症後の一人暮らしでは問題が続出し、「ご近所」に大変な迷惑をかけた。 それは特例で、うちの親だけなのかもしれない。 多くの認知症患者を調査した結果で判断すべきだ…

認知症の本人も家族も「自分らしく」あれば。。

家族も認知症の本人も「自分らしく」は可能だろうか。 誰もが「認知症になっても自分らしく穏やかに暮らしたい」と思う。 だから、介護する側の人(ケアラー)はそれをめざす。 施設では「ある程度可能」だが、家庭ではどうだろうか? 本人の「自分らしく」…

介護ストレスは同じでも、ストレス反応は違う。。

認知症の介護を続けると、ストレスも恒常的に続く。 ストレスの程度は他人なら笑えるような軽いものから、他人でもひいてしまうような深刻なものまであるが、毎日絶えることはない。 それらの介護ストレスに伴って、ストレス反応が起こっている。 無理して長…

認知症の介護ストレスと持続可能性。。

認知症の在宅介護は継続可能だろうか。 近頃は「持続可能性」という言葉をよく耳にするが、認知症の在宅介護についてもこの点から考えてみるべきだろう。 介護という労働は身体的にきつい。その一面だけでも持続可能性は少ないと言える。 自宅での在宅介護は…

認知症、本人の見える世界を尊重。。

一人ひとり「見える」世界は違うらしい。 目に写る景色と、「見えた」として自覚する景色とは厳密に言えば同じではない。 目から入ってきた情報は、脳に伝達され、過去の情報(記憶データ)を使いながら、「眼前の景色」という画像に組み立てられる。 個人個…

認知症、何かにこだわる。。。

認知症には「こだわる」という特性もある。 個人差はあるが、わりと多くのケースでみられると思う。 特定のことに対して執着心が強くて、少しも譲らない。 元々執着心の強い人はそれがより強くなるが、「発症前はそんな人ではなかったのに」というような人も…

認知症、他人だと思えば。。

「他人だと思えば」ラクになるのだろうか? 家族による認知症介護が困難な理由の一つに、「家族だから・・」という点がある。精神的ダメージが違うからだ。 認知症の人は「普通ではない」から、世話する側の人に必ず何らかの迷惑をかける。度合いは軽いものか…

介護ストレス、戦う・逃げる・固まる。。。

ストレス反応は「闘争か逃走か」反応とも呼ばれる。 たとえば、猛獣に遭遇した時など、そのストレスに対して身体は「闘争または逃走」に備えて瞬時に体制を整える。 必要なエネルギーや酸素、筋力、頭の回転、感染に抵抗するための一時的な免疫力増強などを…

介護ストレス、闘争か逃走か。。。

「ストレス」に対して「ストレス反応」がある。 「ストレス反応」とは、身体の主要なシステムが協力しあう防御機構の一つだそうだ。 たとえば、猛獣に遭遇した時など、そのストレスに対して身体は「闘争または逃走」に備えて瞬時に体制を整えるらしい。 必要…