これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

介護拒否には信頼感・安心感が。。。。。

家族への不信感を消すのは容易ではない。 認知症の人は「一番身近にいて世話をしている人」を最初に悪者にする。探していた物がみつからないと多くの場合この人が「犯人」にされる。 施設でなく在宅介護の場合、悪者にされて非難されるのは、同居の家族や通…

壊れた脳で生きていくというストレスは

認知症の人は壊れた脳でもってどうにか生きている。何をするにも今までのようにはいかず、それがものすごく大きなストレスになっている。 些細なことでイライラするのはストレスがたまっているからで、脳が壊れているからだろう。がまんできないし、小さなこ…

世間は介護拒否を知らない。。。。。

世間は「介護拒否」を知らないかもしれない。 認知症の人の「徘徊」はよく知られている。近隣社会への影響が大きく、事故の原因となることもあり、家族や本人だけの問題ではないからだろう。 それと同じぐらい注目してほしいのが「介護拒否」だ。これも周囲…

胃ろうで寝たきりは終末期とみなされるが。。。。。

「歩けなくなると終わり」と言うが、終わらないこともある。 終わるのは一世代前、三十年前の老人までだ。今の老人にはあてはまらない。歩けなくなっても車椅子の生活でも寝たきりでも、先は長い。 うちのおばあちゃんは寝たきりになって一年だが、思いのほ…

医療の常識では、リハビリできない

医師や病院は認知症の人のリハビリは無意味だと思っているようだ。 認知症だとリハビリしにくいし、リハビリしても効果が期待できないから。 要介護5、寝たきりともなると、「リハビリするなら自費で、健康保険は使えない」と言われる。歩けなくてもまだ手…

認知症の人は二重人格?

ごそっと記憶が抜け落ちるのが認知症の特徴だ。 だから、「つまらないことで激怒して家族をどなりつけた」ことも、認知症の本人にすると一時間もたたないうちに「なかったこと」になってしまう。 大声で叱責され、怒りにまかせて最大級の言葉で罵倒されたほ…

認知症の人の「怒る理由」がわかれば。。。。。

認知症の人は、突然、それも些細なことで激怒する。 普通なら気にしないような些細なことで不機嫌になる。そこまで激怒する理由は普通の人にはわからないし、「いつ怒りだすか」もわからない。 普通の人なら、怒るには「それなりの誰でも納得する理由」があ…

寝たきりでも「遠山の金さん」が来てくれたら。。。。。

わが子の名は忘れても「遠山の金さん」は忘れない。 うちのおばあちゃん(83歳)は胃ろうで寝たきりだ。認知症を発症してから七年ほどになるので、今では家族の名前は一人として記憶にないようだ。 先日、「老人の日」より少し遅れて施設に面会に行って、…

認知症家族の心のケアは。。。。。

「介護する人の心のケア」を気にかける人がいるとは。 老人介護、特に認知症の介護は介護する側(家族)に大きなストレスを与える。ストレスが続くと心が弱り、身体をこわすこともある。 介護されるほうの老人の心、老人のストレスばかりに目が行って、介護…

介護のために離職するのは。。。。。

介護と仕事との両立は難しい。 総務省の調査によると、働きながら家族の介護をする人は200万人で、一年間(2011・10~2012・9)で介護のために離職する人は10万人だ。 実際は公表された数字よりもはるかに多いことだろう。特に認知症の介護…

認知症の人は「いつも眠い」のだろうか。。。。。

「いつも眠い」というのも認知症の症状だろうか。 親が認知症になるまでは「一日に何回も昼寝をする」人がいるとは知らなかった。普通に暮らしていて、そんなに何回も眠れるものとは思えない。 普通は、眠らずにはいられない状態というのは過剰な労働などで…

認知症に見えない時期のストレスは最大値?

「認知症なんだけど認知症には見えない」時期は、周囲の人から少しも配慮してもらえない時期だ。そう見えないのだから当然だが。 この時期が本人にとっては一番ストレスが大きい時かもしれない。

サ高住と施設との経費の差

「要介護5、胃ろう、寝たきり」の必要経費 サ高住(老人マンション)から一般老人ホームへ転居して、 費用はどうなったか集計してみた。毎月20万円の予算なのだが・・ 訪問診療 <サ高住> <老人ホーム> 在宅医療 5,600 4,336 検査 956 93…

サ高住と施設との経費(月額、要介護5)の差は。。。。。

「要介護5、胃ろう、寝たきり」の必要経費 サ高住(老人マンション)から一般老人ホームへ転居して、 費用はどうなったか集計してみた。毎月20万円の予算なのだが・・ 訪問診療 <サ高住> <老人ホーム> 在宅医療 5,600 4,336 検査 956 93…

認知症介護は「がんばってはいけない」。。。。。

「がんばれ」というのは「限界を超えろ」という意味だそうだ。 認知症の介護は誰にでもできるものではない。が、認知症の人の家族はどんなに難しくても、できそうになくても、「無理してがんばる」しかない。 認知症の人の在宅介護は、自宅の場合は家族の無…

認知症の人は何度も同じ質問をする。。。。。

認知症の人は何度も同じ質問をする。 その質問の内容といったら、普通の人には考えられないような「単純で、あたり前で、聞くまでもないこと」ばかりだ。 「何々がないんだけど、どこかにしまった?」と何回もたずねられるが、それはいつも本人の目の前にあ…

認知症は「まだらボケ」の時が。。。。。

認知症初期の「まだらボケ」の時の対応も難しい。 認知症が発症してすぐの時期は、本人にとっても家族にとっても「急激な環境変化」により精神的に緊張状態だ。慣れないことでストレスも大きい。 本人のストレスは、家族のストレスよりも何倍も何十倍も何百…

脳の壊れた部分が明確ならば。。。。。

脳のどこが壊れているのかわからないから困る。 認知症の人は日々脳細胞が自滅しているらしい。それによって様々な脳機能障害が起こる。それは単に記憶障害だけではない。 脳障害の範囲は広い。嗅覚・視覚・聴覚・痛覚・温度感知などの感覚や、バランスをと…

親が認知症になったとき

親が認知症になった時 親が認知症になるとは全く思っていなかった。考えてみることはあったが、認知症になりやすいというタイプではないので、なるはずがないと。 うちの親は二人ともそうだった。性格や生活習慣から考えると「認知症になりにくい」というほ…

認知症の診断はご近所の先生で。。。。。

認知症の診断は「かかりつけ」の先生でもいい。 親が認知症になった時のこと。 正確には認知症ではないかと疑い出した頃、「専門医を探さねば」と思った。 ネットを見て、認定された医師の数があまりにも少ないのに驚いた。 それも大学病院などの大病院の医…

認知症の人には「今」しかない。。。。。

老人には「今が大切」だ。 「未来のために今はガマンして」というのは若い人だけ。明日生きているかどうかわからない老人にとっては、「今を楽しく生きる」のがいい。 特に認知症の人はそうだ。時間の感覚がなくなり、記憶障害のために過去と現在とが断ち切…

認知症の診断は専門医でないと。。。。。

認知症の診断は専門医でないと難しい。 認知症はいくつも型があり、持病や精神疾患(老人性うつ病など)との関連もある。脳の画像診断や血流状態など検査データだけでは確定できない。 数値による診断に慣れてきた医師にはお手上げだ。検査データを参考に、…

認知症家族は眠らせてもらえない。。。。。

眠らせてもらえない程つらいものはない。 睡眠不足は身体を悪くさせる。何よりも気力を失わせる。認知症の人を自宅で介護している人々はどうなのだろう。眠れているのだろうか。 赤ちゃんの世話でも眠らせてもらえないものだが、若い時は体力があるから何と…

痛いのは生きてる証拠、そのわけは。。。。。

「痛いのは生きてる証拠」だと昔の人はよく言ったものだ。 子供はよく転ぶ。転ぶと痛いので泣く。泣いていると年寄りは「痛いのは生きてる証拠」だと言ってなぐさめてくれた。数十年前、20世紀半ばでは。 子供にとってそれは何のなぐさめにもならない。意…