これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

胃ろう拒否は簡単にはいかない。。。。。

「ほんとうにこれでよかったのかな」と思う時もある。 胃ろうで寝たきりで認知症、そういう「終末期」と言われる老人を介護している家族の多くは「胃ろうにしてよかったのかな」と思うことがあるだろう。 そう思わせるような状態になると知っていた人も、知…

胃ろうで退院か、余命半年か。。。。。

終末期の延命としての胃ろう導入は好ましくない。 うろ覚えだが、老年医学会で発表されたガイドラインには、このような内容のことも含まれていたと記憶している。二年ほど前だ。 この他に、「本人の生活の質を重視し、そのための胃ろう栄養の中断もあり得る…

胃ろうで寝たきりの経費。。。。。

半年分の医療費のお知らせが届いた。 去年12月から今年の6月まで、うちのおばあちゃんはこの期間に特に病気もケガもなかったので、持病の治療と胃ろうの保守点検だけだ。 胃ろうの栄養液(ゼリータイプ)や胃ろうの消耗品(消毒剤、チューブ、注射器、と…

「胃ろうを」と言われたら。。。。。

医師に「胃ろうを」と言われたらどうする? その時どう答えるか、高齢者のいる家では考えておくべきことだろう。老人は急激に状態が悪くなるから、今は元気な人であっても、だ。 「しっかり噛めているし、のみこめているから、まだまだ先」と思っているとし…

何もかもわからない状態にはならない

認知症の人はすぐには「何もかもわからない」状態にはならない。 自分の名前や住所が言えないとしても、それはその時だけで、次の日には言えることもあるし、家族の名前なら言えるということもある。 名前がわからないなら、他のこともわからないとは言えな…

認知症の家族ドラマは。。。。。

普通の人生にドラマのような展開は少ない。 映画や小説のように、次から次へと(観客や読者が思いつかないような)意外なことが起こる、そういうことは普通はあり得ない。 事件や事故が短い期間に「同じ家族に」たて続けに起こることも少ない。 もしあるとし…

また予防注射の問診表を代理で。。。。。

施設から予防注射の問診表が郵送されてきた。 老人はインフルエンザの予防注射が1000円になるが、ここの施設のある都市では申請すれば「市民税非課税の人」は無料になるらしい。 施設からのお手紙には、該当する方は接種予定日までに申請するように、と…

老人は感染症が多い、認知症だと。。。。。

認知症の人は痛くても「痛い」と言えない。 認知症になると、自分の身体の異変について全く訴えないか、または適切に、具体的に訴えられないことが多い。 理由としては、言いたくても言えないこともあり、また痛みの感覚が鈍くなるというのもあるようだ。個…

寝たきりも突然、胃ろうも突然。。。。。

老人は突然・・・ということが多い。「寝たきり」も「胃ろう」も。 (気がつかなくて)突然「認知症」になったことから始まり、その後の病状の変化や悪化、進行の程度なども、「突然」で驚かされることばかりだ。 親が認知症になった時、認知症の進み方をネ…

家族として認知症に関わって。。。。。

認知症介護を家族として経験した人を「専門職に」という意見がある。 認知症の人を家族で介護するには、いくつも問題点があり、各家庭で、各自で試行錯誤しながら諸々の問題を何とか解決しようと努力している。 家族介護の諸問題は同じ立場の家族でないと共…

「誰にでも使いやすく」は認知症にも。。。。。

ユニバーサルデザインという言葉がある。 高齢者など身体が不自由になっても使いやすい、それを配慮したデザインということらしい。大きめのボタンや、持ちやすい形状の食器などだ。 高齢化社会の今、メーカーにはそういう特別な配慮が期待されるが、仕様変…

認知症の人の言うことを否定しない、そのわけは。。。。。

「認知症の人の言うことを否定しない」というのは常識だ。 常識と言っても、「認知症の介護」に携わる認知症家族や介護関係の職業の人など限られた範囲の中だけだ。一般常識ではない。 地域で認知症の人を支えるという活動(認知症サポーターの養成など)が…

年寄りはすぐ腹を立てる、認知症でなくても。。。。。

人間というものは年を取ればとるほど気が短くなるらしい。 残された時間が少なくなるから当然と言えば当然だし、何十年もガマンしてきたことを思えば、残りわずかな時間ぐらいはガマンしたくないものだ。 少々気に入らないことがあっても、若いうちは相手の…

特養50万人、デイ160万人の利用料値下げは。。。。。

特養とデイサービスは「もうかっている」らしい。 財務省の言うところでは、介護事業の中でこの二つの利益率が高く、それを受けて政府は利用料の値下げを検討するとか。 利益率は特養(50万人利用)が8,7%、デイ(160万人利用)が10,6%、事業…

認知症の親のために、自己犠牲は。。。。。

誰かの役に立つことが喜び、それが人間だ。 ヒトはサルと同じく集団で暮らす動物だから、自分の利益だけでなく同じ集団の他者の利益も大事にする。利他的な行動をするようにできている。 誰かの役に立つことを望むし、それがかなうと満足感や達成感が得られ…

本人は「できる」と思っている

できないと思っていない、そこが問題だ。 認知症の初期は何でもできそうに見える。本人も「できる」と言うし、周囲の人も「これぐらいなら」と思う。が、一人ではまともにはできないことが多い。 そういう誤解や思い込み、周囲の人の理解不足が「ご近所トラ…

老人用おむつ、価格破壊は。。。。。

介護用おむつ、値段が高過ぎると思う。 「いつもお金のことばかり」という声もあるが、オムツ代は介護費用としてはバカにならない。寝たきりの今では、月に二万円を超えることもある。 施設のようで施設でない老人住宅(サ高住)にいた時はよかった。要介護…

認知症の老人介護は、家族にとっては。。。。。

親を介護施設に入所させるのは「姥捨て」ではない。 日本では自宅での在宅介護の割合が高いので、施設に行くのが特殊例だと思われがちだ。周りを見渡してどこの家も自宅介護だったら、そうなる。 自宅で家族に世話してもらえないのは「かわいそうな」老人だ…

過去も未来もなく、今だけ

認知症の人は「一番身近にいて世話をしている人」を最初に悪者にする。探していた物がみつからないと多くの場合この人が「犯人」にされる。 これまで(過去)どれだけ世話になったか、また、これから(未来)どれほど世話になるか、それを考えたら「犯人扱い…

受診も通所も認知症では。。。。。。

「老いては子に従え」と昔の人は言うが、今では・・? 今の年寄りにそんな人は少ない。あのひどい戦争を子供の頃に経験した人々が後期高齢者になって、戦後生まれの人の言うことなどきかない。 その世代の人からすると、次世代の人は「何の苦労もせず、恵ま…