胃ろうで寝たきりの経費。。。。。

半年分の医療費のお知らせが届いた。

去年１２月から今年の６月まで、うちのおばあちゃんはこの期間に特に病気もケガもなかったので、持病の治療と胃ろうの保守点検だけだ。

胃ろうの栄養液（ゼリータイプ）や胃ろうの消耗品（消毒剤、チューブ、注射器、とろみ剤など）は医薬品ではないので、医療費には含まれない。

これらは全額自己負担で年間５０～６０万円ぐらいになる。

半年で、４８万３１１０円、　実際は一割負担なので４万８３１１円だ。年間にすると、単純に二倍にして９６万６２２０円、一割負担で９万６６２２円。

「胃ろうで寝たきり」だとこれだけかかる。特に病気もせず入院や検査などがなくても、年間に６０～７０万円は必要になる。一割負担で。

もし二割なら、年間の胃ろう経費は７０～８０万円。

三割なら、８０～９０万円。

胃ろう経費だけでこれだけかかるとなると、年金が少ない人は年金では足らない。これに加えて介護保険の自己負担分も支払わねばならない。

寝たきりは要介護５、介護保険の支払いは一割負担であっても年間４０万円を超えるだろう。二割三割だと、その倍、三倍になる。

「胃ろう老人ひとりに年間５００万円かかる」という話を初めて聞いたときは「そんなに！」と思ったが、現実そうなった。

医療と介護を合わせて本人負担（１割）は、年間５０万円だ。が、残りの９割（４５０万円）は公費や他の人々の払った保険料でまかなっている。

それだけ負担を軽くしてもらっていても、負担が重い。これから徐々に自己負担を増やされたら、負担できるかどうか。

おむつ代も保険外の負担としてばかにならない。年間２０万円とみて、医療・介護の５０万円、胃ろう消耗品の６０万円をたして、計１３０万円。

これに光熱費や住居費、消耗品など雑費を加えると、年間２７０万円ぐらいになる。うちのおばあちゃんの施設は家賃が高めなので。

家賃（水道代込み）８万円、サービス代３万円、電気代５０００円、雑費５０００円で計算。年間１４４万円になる。

老後費用は多めに準備したほうがいいと思う。