これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

認知症のもとは十年前に。。。。。

あれからもう十年になる。 もしあの時にもう少し認知症の知識があったら、こんな現在はなかっただろう。うちのおばあちゃんが認知症で「胃ろうで寝たきり」になるとは、考えもしなかった。 十年前の五月ごろだったか、おばあちゃんは不整脈だか動悸だかで精…

ケアマネージャーさんの転勤は。。。。。

ケアマネージャーさんの転勤は困る。 おばあちゃんの老人マンションのケアマネージャーさんが他の支店(と言っていいのかどうか、施設?)に転勤で、来月から別の人が担当になるらしい。 入居六年目で、ケアマネージャーさんが二人異動になり、いよいよ三人…

認知症、よく噛んで血流をあげ唾液を出す。。。。。

経口摂取と胃ろう栄養との大きな違いは、噛むことだ。 人間、生後すぐから「噛む」という動作を始め、生きている限り噛み続ける(はずだった)、胃ろうが普及するまでは。乳児はミルクを飲むというより、噛んでいるから。 よく噛むことで、血流があがり脳を…

胃ろうの効果、よくしゃべる。。。。。

胃ろうにしてよかったこと、よくしゃべるようになった。 胃ろうにすると認知症の症状が少しマシになることもあるらしい。つまり、栄養不良が改善されて、脳にも栄養がいきわたり、脳の働きが良くなるということだ。 確かに、中心静脈栄養の時と比べて話しか…

栄養ゼリー、胃ろうに手作業で。。。。。

胃ろうの栄養液にも種類がいろいろある。 どこかで見かけた点滴式のタイプを想像していたのだが、うちのおばあちゃんの場合は別で、接続したチューブに直接栄養パックを手で押して流し込む方式だ。 点滴式の場合は液体タイプの栄養液を長い時間をかけてゆっ…

認知症、繰り返しの効果。。。。。

やっと退院して、もとの老人マンションに戻れた。 一週間に一回、おばあちゃんの様子を見に神戸まで出かける日常が戻ってきた。本人は長い入院の記憶があるのかどうか、たぶん断片的にしか覚えていないだろう。 そんな脳の状態でも、「日常的に繰り返してい…

嚥下障害には「とろみ」で。。。。。

脳障害や老化で嚥下が困難になると、「とろみの素」の出番だ。 お茶や水が飲みにくく、むせて吐き出してしまう人も、少し「とろみ」をつけて、スプーンで少しづつ口に入れると問題なく飲み込めることが多い。 老人はのどの渇きに気がつかないし、またトイレ…

順番通り記憶されるのは海馬の働きで。。。。。

海馬が痩せていると典型的なアルツハイマーだと言われる。 アルツハイマー病の原因となるアミロイドベータという蛋白質は、高齢になると誰でもある程度脳に蓄積するらしく、これが蓄積していても認知症の出てない人がいる。 撮影すると脳の表面に見える老人…

使えるのに使えない老人用オムツ。。。。。

病院というところは融通がきかない。 老人用おむつ、これを家族が持ち込むか、病院で支給されるかは病院によって違う。厚生労働省の規定でなく、独自の規定があるようで、少しも融通がきかない。 うちのおばあちゃんが入院した数ヶ所では、次の三種類だった…

認知症、車椅子と介護ベッドと。。。。。

介護度が重くなると、介護費用の負担も重くなる。 うちのおばあちゃんは今年の春までは要介護3だった。今は要介護5の寝たきりだ。春までは歩いていたが、初夏には移動は全面介助、車椅子まですら歩けない。 車椅子を購入し、次に介護用ベッドをレンタルし…

認知症カフェ、近くにあれば。。。。。

認知症カフェというのがあるそうだ。 今日の日経新聞で紹介されているが、認知症の人や家族を対象として、仲間作りの場や悩みを共有する場として機能し、参加者が増えているそうだ。 認知症の人は孤独だし、それを支える家族も同じく孤独だ。患者の会や家族…

認知症、一人暮らしの限界は。。。。。

認知症の一人暮らしの限界はというと・・・・ 現実には難しいかもしれないが、理想を言えば、認知症の前段階ぐらいから一人暮らしをやめるのが本人のためだ。 一人暮らしの気楽さをとるか、認知症になって家族に迷惑をかけるのをとるか、どちらかだ。しかし…

認知症の人の財布は。。。。。

認知症の人の財布は小銭だけにする。 おばあちゃんが老健(介護老人保健施設)に短期入所した時、施設の人に言われた。「お小遣いは千円ぐらいで。雑誌を買いに行く時は職員が付いて行きますから」 認知症の人の財布は小銭だけ、せいぜい千円札一枚程度だそ…

認知症の介護、息子にとっては。。。。。

息子にとって母は特別な存在なのだろうか。 自分の母なのに介護は妻にまかせっぱなしで、施設へも病院へも顔を出すことすらしない人、たまに嫌々面会に行くだけの人、そんな人が少なくないようだ。 「認知症になった母、壊れてしまった母を見たくない」とい…

施設入所や介護同居の決心は。。。。。

年をとると、変化を嫌い現状維持に固執する。 脳が老化して、新しいことを考えるのが面倒になるからだ。面倒どころか、新しいことを覚えるのが苦痛になる。そんなしんどいことは避けて今まで通りでいいと言う。 それは七十代や八十代の親世代だけではない。…

二世帯住宅、介護同居。。。。。

二世帯住宅がまた増えているらしい。 今までは老親と同居というより、スープのさめない距離の「近居」が多かったが、近頃は二世帯住宅を建てたり、二世帯に改築したりしての同居が増えている。 この二十年の不況と先細りの社会福祉と、近年復活した家族の「…

救急車が来たら。。。。。

認知症の妄想ではなく、本当に救急搬送が必要な時がある。 おばあちゃんの妄想で救急車が来たことはあるが、実際に依頼したことはない。どの程度からが救急搬送になるのか、そこの所がよくわからない。 先日ご近所の人から聞いたのだが、この夏お姑さんが熱…

親の介護、負担は一万円程度で。。。。。

親の介護費をどこまで負担するか、負担できるか。 介護は何年になるかわからない。三年から十年というのが一般に考えられている期間だろうが、統計の取り方にもよるので十年以上というのも少なくはない。 うちのおばあちゃんだって、「ほとんど寝たきり」の…

認知症の妄想は終わらない。。。。。

認知症が進むとおとなしくなってラクになるというが・・・・ うちのおばあちゃんは胃ろうで寝たきり、脳梗塞の再発で左手も左足も動かなくなって、病院のベッドで寝かされているだけの毎日だ。寝返りもできない。 この発作の前から「おとなしい状態」になっ…

認知症に発展する病気がある。。。。。

認知症も生活習慣病と言われる日が来るらしい。 それほど増えているということだ。高血圧や糖尿病などと同じで、ありふれた病気になった。増加傾向にあるなら、同様に予防や予防方法の衆知が必要になる。 生活習慣病に対しては対策が進んできている。メタボ…