これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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二世帯住宅、介護同居。。。。。

二世帯住宅がまた増えているらしい。
 
今までは老親と同居というより、スープのさめない距離の「近居」が多かったが、近頃は二世帯住宅を建てたり、二世帯に改築したりしての同居が増えている。
 
この二十年の不況と先細りの社会福祉と、近年復活した家族の「絆」意識とが要因だろう。子世代の収入が減って別に家を持てるだけの資金がないのが現状だ。
 
賃貸マンションを引き払って今月から七十代後半の両親と同居するという知人がいる。親が半分出してくれたからこそ一戸建て(二世帯住宅)に住めると言う。
 
今は元気だが八十歳ぐらいからアルツハイマーのリスクが高まることは承知で、「介護同居」というわけだ。介護した分は将来的に「家と土地」という形で報われる。
 
弟夫婦も近くに住んでいるが、お嫁さんと仲が悪いらしい。知人は長女で、両親も世話になるのは実の娘がいいからと、娘夫婦との同居を願っていたそうだ。
 
両親は「最期まで世話を」でなく、「足腰が立たなくなったら老人ホームに入居するからそれまで」の同居を、という条件だそうだ。それだけの期間ならとOKしたらしい。
 
認知症が出るまでは親はものわかりがよく、わが子のことを考えてくれる。認知症が出る前は幸せな同居もあるだろう。認知症にさせないことが第一だ。
 
知人は引越し先の地域包括センターにまず相談に行って、介護予防のデイサービスなどがあれば親を説得して行かせると言っていた。予防が肝心だ。
 
安易な気持ちで同居を始めて、認知症介護という思いもよらぬ結果にならないとも限らない。元気なうちから「できるだけのことをする」ほうがいいと思う。