これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

認知症の人の「自立」は。。

認知症に対して多くの人が思い違いをしている。 それが世間とのズレの原因で、そのために認知症の人とその家族の実情を正しく理解してもらえないという状況となっている。 世間が思っているようなレベルでは全然ない。 もっともっと困難で、苦労が多く、悩み…

認知症末期、心はどこにあるのやら。。

ひとは皆、外見だけで判断しがちだ。 うちの親のように認知症で寝たきりで「ほとんどしゃべらない」状態の老人などは、どう見られているのだろう。 もう何も考えていないと思われているかもしれない。 「暑い」「寒い」などだけでなく、「痛い」「気分が悪い…

介護施設に面会に行って。。

反応のない人に向って話しかける。 何を話しても返事はなく表情すら変わらない。 そんなの普通ではありえない光景だが、認知症では普通だ。 うちの親(86歳、胃ろうで寝たきり)に話しかけるといつもこんな感じで、返事などの反応があるのは一割にも満たない…

認知症の「ありのまま」を受け入れられない。。

「ありのままを受け入れる」ことから介護は始まる。 認知症の人の「ありのまま」というのは大変受け入れがたいもので、特に家族には難しい注文だと思う。 「壊れてしまった」というか、「別人になった」というか、「別人どころか人間とは思えない、宇宙人」…

徘徊をとめるのは難しいので。。

認知症の人の徘徊をやめさせることは難しい。 徘徊による事故が起きた時、世間は「家族は何をしていたんだ」と家族を責め、時には賠償などで責任を問われることにもなる。 そこには「家族には徘徊をとめられる」という世間(認知症の特性をよくわかってない…

徘徊、常同行動の一種の。。

常同行動の一つとしての徘徊もある。 「常同的周遊」と言われているが、「毎日いつも同じ場所をぐるぐる回って帰ってくる」ことのようだ。 「お年寄りの毎日の散歩」と違うのは、雪が降ろうが雷が鳴ろうが決まった時間になると誰が何と言おうと出て行くとい…

認知症介護、身内だから特につらい。。

介護ストレスには「他人、短時間、期間限定」が鍵だと思う。 中でも特に認知症介護は継続が難しい。家族が追い詰められることが多く、重圧におしつぶされ、心身を壊すことになりやすい。 そうならないためには「他人」を巻き込むことが第一だろう。家族だけ…

転倒骨折、大腿骨用ボルト。。

ボルトを見て思い出したことがある。 少し前からパソコンデスクの椅子(通販で買った金属製の回転椅子)の肘掛がぐらぐらしていた。 ひっくり返して状態を見てみたら、肘掛を本体につないでいた黒い金属製ボルトがどうやらダメになっている。 そのボルトを見…

徘徊、道順を忘れて家に帰れないで。。

妄想とは無関係の徘徊もある。 うちの親の徘徊は「家族に無視されて不安感が増し妄想が起きたこと」によると思われる。 なぜなら「サ高住」に転居してからは徘徊が消えたからだ。 認知症の人への常識的な対応すら知らない家族と違って、転居先の職員の人々は…