これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

認知症、食べない理由がわからない。。。。。

食べない、食べられない、理由がわからない。 うちのおばあちゃんは脳梗塞の発作と、その後の感染症とによって嚥下障害が出た。普通ならば、認知症でないならばトレーニングして嚥下機能を回復できる。 脳卒中などで嚥下障害が起きても一時的なことが多く、…

老人マンションでよかったこと。。。。。

うちのおばあちゃんは運のいい人だと思う。 高血圧で不整脈で心房細動があり、脳梗塞でアルツハイマーで寝たきりで、不運と言えば不運だし、本人は不幸だ不幸だとグチを言っているのだが。 今回の脳梗塞の発作では胃ろうを付けるしか道がなさそうだ。その場…

介護施設入居、一番必要な情報は。。。。。

介護施設を申し込む際の一番必要な情報は、待機者数だと思う。 施設によってはサイトで待機者数を男女別に公表しているが、それはごく一部だ。ネットに施設のサイトがあるのだってごく一部だ。 ネットでは、ほとんどの施設が住所や電話番号、定員といった基…

認知症で食べられない、摂食障害。。。。。

「食べられない」のには二種類ある。 「摂食障害」と「嚥下障害」だ。言葉からは区別がつきにくい。嚥下ができないから食べられないのは、嚥下障害があるから摂食障害になっているということだろうか? 言葉からは摂食障害のグループの中に嚥下障害があるよ…

認知症で胃ろう、尊厳は。。。。。

尊厳と言うと定義や解釈が難しい。 「尊厳死」という言葉があるが、「自然死」や「平穏死」という言葉もある。意味のない延命(終末期での胃ろうなど)を避け、最期まで尊厳を保つことを言うようだが。 胃ろうがなぜ「人間としての尊厳」をそこねるのだろう…

認知症、家族にしかできないこと。。。。。

「家族にしかできないこと」があるらしい。 うちのおばあちゃんはアルツハイマーと脳血管性認知症とがある。七月に脳梗塞が再発して左半身不随になり、感染症も併発し、嚥下障害が起きている。入院中。 もう一ヶ月以上食事がとれていない。24時間の点滴で…

認知症で胃ろう、家族の気持ちは。。。。。

胃ろう造設での気がかりがもう一つある。 リハビリがうまくいかず、経口摂取(もとのように口から食物をとること)に戻すことができなかった場合だ。脳梗塞で麻痺があり、認知症も進んでいて十分考えられる。 もともと少し嚥下困難はあった。要介護1のころ…

認知症で胃ろう、本人の気持ちは。。。。。

胃ろう造設には二つ気がかりがある。 一つは時間的に近いところ、本人の気持ちの問題。もう一つは時間的には遠くなるが、家族の気持ちの問題だ。「胃ろうで寝たきり」になって何年か後の。 「手術をするよ」とか「おなかに穴が開くけど、生きるためにはしか…

認知症とは、今日のひとこと。。。。。

認知症にとって、一番の敵は「不安感」、一番のみかたは、「安心感」だ。

認知症老人には入院は最悪だ。。。。。

回復の見込みのない場合は胃ろうは付けない。 単なる延命としての胃ろうは無意味だが、一時的使用で体力を戻し、リハビリして経口摂取(もとのように口から食物をとること)が可能になるなら意味がある。 病院は胃ろう手術をするだけ、付けたら退院だ。嚥下…

「胃ろうで寝たきり」は病院がつくる。。。。。

いよいよ「胃ろうで寝たきり」かと思うと心が重い。 うちのおばあちゃんは三月の脳梗塞発作で歩行困難になり、七月にも再発して左半身不随になった。「認知症だからリハビリできない」らしく、回復の見込みはない。 七月にはやや良くなって、座ってお粥など…

認知症の脳卒中と嚥下障害。。。。。

脳卒中(脳梗塞、脳出血)は嚥下障害が起きやすい。 急性期には三割起こるらしい。だから病院では当初は絶食にして点滴、落ち着いたら嚥下テストを行って、嚥下可能ならばゼリーなどを食べさせて訓練する。 その後はお粥、ミキサー食(流動食)へと移行し、…

老人が食べられなくなったら。。。。。

食べられなくなったら終わりではない。 少し前までは「老人が食べられなくなったら終わり」だった。今は違う。終わりではなく、「胃ろう」や「中心静脈栄養」の始まりだ。何年も延命が可能になった。 そのせいか、人手不足のせいか、病院は「食べさせる」努…

認知症が重度、思ったよりできることが多い。。。。。

認知症の中期以降は、思ったよりもできることが多い。 初期の頃、介護度が軽度の頃と比べると、見た目には何もできそうにない。一気に十歳ほども年をとったようにも見え、もう何も考えていないように見える。 会話も一方通行がほとんどになり、長いフレーズ…

認知症の人を一人にしない。。。。。

認知症の初期は思ったより危険だ。 認知症の人の「できること、できないこと」を考えると、病気の進行につれて徐々に「できないこと」が増える。だから、中度や重度になると、できないことだらけだ。 不思議なことに気がついた。家族から見ると、認知症が初…

左目→右脳という情報伝達で人は人を見分ける。。。。。

左目がとらえた情報が優先されるらしい。 京大がチンパンジーで実験した結果、ヒトもチンパンジーも顔の認識は主に「向かって左側」の情報で識別しているということだ。 相手の顔の右半分(向かって左側半分)の情報を左目がとらえ、右脳に伝達し情報処理(…

老人は暑くないし、水もお茶も飲みたくない。。。。。

こんな歴史的な暑さは老人には相当こたえるだろう。 今年は誰も経験したことのない、40度の夏になった。ネットで「そらまめくん」を見ると、地元の一時間ごとの観測データがわかる。午後4時に39度、5時に38度だ。 真夜中の12時でも30度、少し下…

介護拒否にキャンセル料。。。。。

訪問介護にはキャンセル料が発生する。 ヘルパーさんの訪問時に、おばあちゃんが「介護拒否」した場合、キャンセル料を払うことになっている。一時間800円、30分400円だ。介護保険外の負担だ。 今年三月の脳梗塞発作までは介護拒否がひどかった。特…

認知症の「自我の喪失」は。。。。。

認知症の最終地点は「自我の喪失」だろうか。 自分とは何かというと、哲学的なものや霊的なものまであって定義は難しい。が、物心ついた時から今に至るまでの連続した記憶、これが自分だとも言えるだろう。 もちろん記憶だけだったらパソコンだって同じだけ…

認知症かな?と思ったら「温泉病院のアンケート」を

「認知症では?」と思ったら、確認することだろう。 脳神経外科などで脳の検査をしてもらうと、画像診断で脳の萎縮や海馬の痩せ具合から、典型的な認知症ならば専門医は即時に診断がつく。 難しい場合もあるが。 うちのおばあちゃんの脳の画像を見た医師は、…

認知症の「いつもと違う」は要注意だ。。。。。

「いつもと違う」は要注意だ。たとえ良い方向でも。 認知症の人はどこか具合が悪くなっていても、自分の症状が言えない。言わないから元気かというと、突然「肺炎です。高齢だから命の保証は・・」ということにもなる。 周囲の者が常に気をつけておく必要が…

認知症、機能喪失と機能亢進

認知症の人には「ちょうどいい」がない。 認知症は脳細胞の自滅により脳の機能障害が起きてさまざまな症状が出る。原因はアミロイドベータやレビー小体などの異常な蛋白質の蓄積、また脳血管障害だ。 脳の機能障害というと、ある部分の働きが失われたこと、…

右脳の障害は外からわかりにくい。。。。。

脳は壊れる場所によって「見た目には」差が出る。 認知症の人の個人差は激しい。それだけでなく、たとえ同じ人でも、時間によって、日によって、差が激しい。「壊れた部分がどこか」「修復の程度」によるものだろう。 どこかの脳細胞が自滅しても、リハビリ…

認知症だけでなく持病も。。。。。

脳梗塞についても知らないことばかりだった。 うちのおばあちゃんは脳梗塞が再発して先月からずっと入院中だ。今回の発作は前回(今年の三月)のように軽くはなく、マヒが残り、左半身不随になった。 今回の発作時に訪問診療の看護師さんから電話で連絡があ…

医療も介護も信頼関係が基本だが。。。。。

病院や介護施設は信頼できる所を選びたい。 「ここって信頼できそうにない」と思う時がある。病院や施設のスタッフに何か質問して、懇切丁寧に答えてくれると思いきや、「質問はお断り」というような態度の時だ。 言いたくないのは何かを隠しているから?外…

認知症の人は自分の症状を言えない。。。。。

患者や家族には治療の状況を知る権利がある。 医療は年々進歩し、複雑化し、選択肢は増えている。が、旧態依然とした「お医者さんにおまかせ」という医療が主で、患者や家族は「お客さん」扱いのままでは? 患者や家族が本当に理解するまでの説明があって、…

老人の入院は簡単ではない。。。。。。

老人の入院は簡単にはいかない。 施設入居も難しいが、今の時代、病気になって入院先を探す時も同じくらい難しい。老人、特に認知症の老人は。老人は入院が長期になりやすく、そこが嫌がられる。 病院経営も回転寿司と同様に、短期の患者が次々と来るほうが…

寝たきりで寝返りもできないと、家族は。。。。。

何もスキルのない家族には限界がある。 「在宅介護」や、それの延長にある「自宅での看取り」を推進されているが、家族に、何の講習も受けていない普通の人に何ができるだろう。 寝たきりで、寝返りもできない状態では身体のあちこちが痛くなっているだろう…

サ高住が増えている。。。。。

サ高住(介護サービス付き高齢者住宅)が増えている。 病院系の特養(介護老人福祉施設)から郵便が届いた。以前問い合わせをして特養の資料を送ってもらったことがあるが、開けると「サ高住」の案内書が出てきた。 特養の敷地内にサ高住を建設したので、入…