2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧
「認知症の人は本能で動く」と一部の人に思われている。 元々の性格に関係なく、発症後は感情的になり、容易に激怒したり、大泣きしたりする。時や場を考慮し、理性で感情を抑制することができない。 それらを見ると、世間一般(認知症の知識が浅い人々)は…
昨日、二個目のお歳暮が届いた。同じ人から。 親の友人(八十代、一人暮らし)からだが、もう十日ほど前に「お歳暮」と書かれた有名百貨店の包みが届いているので、妙だ。おかしい。へん。 この人については、今年の夏から「何かおかしい。認知症かも」とい…
認知症の人を一人にしてはいけない。 しかし、たとえ以前は仲のいい家族であったとしても、普通の人が認知症の人と一緒にいると、忍耐の連続で、ものすごいストレスになる。 論理的には家族であっても認知症の人と同居するのは難しい。同居は無理だろう。多…
一人暮らしの親が認知症になって考えた。 1.いつまで「一人暮らし」できるか。 2.認知症だということを本人に知らせるべきか。 3.アルツハイマー治療薬を使うか。 4.おとなしくさせるために、精神科の薬を使うか。 5.本人が嫌がっても、専門医に診…
老人医療は分けて考えるべきだ。 何年か前から、75歳を境とした高齢者の医療保険が別に設けられている。後期高齢者医療保険だ。当時はいろいろと話題になったものだが。 75歳以上の高齢者は特に医療費がかかるから、分けておきたいのか、若い高齢者と別…
知ってさえいれば、イライラせずにすんだ。 親が認知症になった時、わけのわからない行動を始めとして「すっかり変わってしまった親」に対し、何かにつけてイライラして、時に憤慨していた。 毎日、何度も「ガマンしなければならない、顔に出してはいけない…
今日、親の友人(八十代、一人暮らし)からのお歳暮が届いた。 この人のお歳暮はいつもなら11月末か12月初めに届く。今年は遅いので「いよいよボケたか。今年は来ないかも」と心配していた。 親が認知症なら、親の友人も「認知症適齢期」で、いつ発症し…
評価されなくても、達成感さえあればストレスは減る。 認知症の人を家族が介護するのは「あたり前」で、どんなに努力しても、どれほど苦労していても誰からも評価されたり、賞賛されたりはしない。 それでも、自分なりに「よくやった」という達成感があれば…
いい介護・いい医療を選ぶことが大事だという。 介護も医療も値段は全国ほぼ同じだが、その中身(サービスレベル)はそれぞれ違う。地域的な理由で、また経営方針で大きく違ってくる。 どこがどう違うか、それを見分けられる目を持つことが必要だと言われる…
代理で、証券会社の国債を解約した。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)が10年前に買った国債が満期になった。実は満期は6月、手続きが面倒で今に至ったわけだ。 寝たきりの人が満期解約の手続きができるはずはない。が、委任状で家族が何…
冬になると北向きの部屋は寒い。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)の老人ホームは、南側にリビング兼食堂を設けてあるので、半分ほどの居室は北向きになる。 残りの東向きの部屋があたればいいのだが、都合よく空きは出ない。 というわけで、…
ほんの少しの違和感が、認知症の始まりだったりする。 親の友人のことだ。うちの親が高齢なら、親の友人も高齢、もう八十歳は超えている。うちの親が認知症なら、この人もいつ発症するかわからない。 夏にボケたのではないかと思ったことがあった。 お中元の…
寝たきりの人を「寝かせたまま」は、よくない。 しかし、動かすのはとても大変だ。どこかへ連れて行こうとしても、自力で身体を支えることのできない人を車椅子に乗せるのは、二人がかりだ。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)は脳梗塞の後遺…
終末期近くでも、リハビリは続く。介護では。 医療では、認知症で胃ろうで寝たきりとなると、終末期とみなされ、リハビリの対象から除外されるようだ。うちのおばあちゃんの例のように。 もう何をしてもムダ。あとは看取るだけ。それが医師や病院の見解だ。…
やはり「施設」は「住宅」より重度の入居者が多い。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)の老人ホーム(特養ではない一般の、有料老人ホーム)に面会に行くといつもそう思う。 玄関から、おばあちゃんの部屋に行くまでに多くの老人に出会うのだ…
コミュニケーションとは「共感」だそうだ。 共感、同じ思い、それがないと人と人とは上手に人間関係を保てない。 どんなに丁寧に時間をかけて説明しても、共感されなかったら終わりだ。 言葉を替えたら、「何かを伝えるには、「共感」が必須条件」だとも言え…
パジャマの「上」だけが残る。いたまないから。 老人介護用としてパジャマは三点セットにしてほしい。パンツ(ズボン)が二点付いたもの、紳士服の替えズボン付きのスーツのように。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)のタンスには、パジャマ…
施設は入居してみないとわからないことが多い。 うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)は「サ高住」に五年半ほど住んでいた。施設ではなく、住宅、介護サービス付高齢者住宅。 今年の春に訪問診療料金の改定があって、従来の料金では「胃ろうケア…