2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧
認知症の初期は周囲の人にはわからない。 少し記憶違いなどがあっても周囲の人々はたぶん、 「トシのせいかな」と思うだけで、深くは考えない。 本人すらそのように思って気にしない。 だが、本人だけが「なんか変」と思う場合もあり、 気になって医者に相談…
「対等に・・・」ができるならいい。 障害者介護について、「対等」という言葉が注目されている。 対等という意識で対応することが重要だそうだ。 相手が弱者で、自分は「世話してあげる強者」だとか、 相手が下で、自分は上というのではなく。 なぜ対等かとい…
徘徊という言葉、ふさわしくない。 認知症の人の異常行動として「徘徊」があるが、 この表現は適切ではないと言われている。 徘徊とは「目的もなく歩き回ること」だが、 認知症の人には目的があるからだ。 ただ、その目的が「現実とかけ離れている」こと、 …
認知症の中期とは・・・ 「初期、中期」というように一般的に言われているが、 どういう基準で分かれているのだろう。 多くの場合が「中期」から始まるようにも思う。 うちの親のように、「家族が気づいた時」というのがそう。 異常な行動や「会話が妙」など気…
高齢者の病は急激に悪化する。 よく知られていることだが、実感がない人も多い。 核家族で周囲に老人がいない場合などだ。 様子を見ていていいのか、救急で診てもらうべきか、 「高齢者だから」と知っていても判断が難しい。 うちの親がサ高住に入居していた…
インフルエンザが大流行している。 あちこちの介護施設で集団感染が起こり、入居者が亡くなった所も。 老人ホームなど介護施設では「全員ワクチン接種」のはずだが、 ワクチンの効果はなかったようだ。 加齢や持病などで免疫力が極端に低下している場合、 ワ…
十年ひと昔というけれど、今は違う。 今の時代、すごいスピードで変化している。 十年どころではなく、数年で知らないことだらけに。 先日、うちの親の四十九日法要と納骨が終わった。 どうしても、もう一人の親の時の様子を思い出す。 六年半前のことだが、…
ブログには検索ワードというものがある。 昨日の閲覧履歴を見ると、こんなワードが。 「介護に疲れました。逃げ出したいけど逃げられない」 そう。みんなそう。逃げることができないから苦しい。 特に「たった一人の介護」は苦しい。 ほんの少しの時間でいい…
昨日(1・17)は大地震を考える日だった。 関西ではテレビでも特番があり、 「あの日を忘れない。伝える」という意識が高い。 三十万人が一時避難を余儀なくされたというが、 その一人としては「伝える」努力をすべきなのだろう。 しかし、嫌なことは思い出し…
肩の力を抜くといい。 力を入れることが良い結果につながらず、逆になる。 スポーツではよく言われていることだ。 「勝ちたい」という意識が強すぎると実力が出ずに負ける。 適度な緊張ならいいが、緊張感が過ぎると身体がうまく動かない。 筋肉は緊張が過ぎ…
たった百万円とは。 親の介護を「した人」と「しなかった人」との差額だそうだ。 先日見たテレビ番組の中で紹介されていた実例で、 兄弟姉妹の遺産相続において裁判所が出した数字らしい。 親の介護を中心的に担っていた娘の相続分は、 貢献を考慮して他の兄…
特養入所よりも「あの世」が先で・・・ 昨日、我が家の近くの特養から郵便が届いた。 うちの親のために入所の申し込みしていた特養の一つだ。 申し込みしてから三年目となるので、待機者の現況確認だった。 お断りの連絡をしようとしていたので、ちょうどよかっ…
認知症の親のために、諸々の手続きを代行してきた。 たとえば施設への引越しに伴う銀行等への住所変更届け。 発病後の十年間で引越しは三回。 電話連絡だけでいいのもあったが、うるさい所もあった。 証券会社だの保険会社だの複数あった中で、 定かではない…
混雑しても帰省するのは親孝行のためだ。 今年も大雪などで困難を乗り越えての帰省となった人が多い。 混雑の上に鉄道が遅れたり止まったりでは、うんざりだ。 だが、親が待っているから帰らねばならない。 親は正月に家族が集まることを楽しみにしている。 …