これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

小規模多機能というのは。。

介護施設には小規模多機能という種類がある。 我が家の近くに、「地域密着型特別養護老人ホーム、地域密着型小規模多機能居宅介護事業」という看板がかかった施設がある。 いつもデイサービスの送迎車が出入りしていて、外から見た限りは普通の特養と同じだ…

お泊りデイの問題は。。

介護保険制度は誰のためにあるのだろう? 「利用者と利用者家族のため」という答えになるが、そうとも思えないような不可解な部分が多く見かけられる。 何度も介護制度は改定されてきたが、その目的は「よりよい介護を」ではなく「公的費用を抑制へ」と傾い…

認知症介護、一人で担えると思われて。。

お母さん一人に背負わせないでほしい。 昔から老人介護の担い手は多くが「お母さん、お嫁さん」だ。 慣習的に専業主婦なら「一人で担える」と思われている。 仕事をしていても「パート」なら介護する余裕があるとみなす人もいる。時には、家事や子や孫の世話…

認知症の人を無視すると。。

家族に何ができるのだろうか。 認知症は医師でも治せない。悪化(進行)を遅らせると期待した薬は効いているのか効いていないのか不明、顕著な効果は見えない。 脳を活性化すると言われる運動療法・音楽療法やリハビリも、発症前には効果が見られても発症後…

認知症、医師に「わかりません」と言われ。。

原因不明の発熱も、「脳が壊れたから」だろうか? うちの親(85歳、胃ろうで寝たきり)は二年ほど前から一般の老人ホームに入所している。 その前はサ高住(サービス付高齢者住宅)にいたのだが、胃ろうを付けてからは何度も感染症にかかり熱が出ていた。 お…

認知症、専門医なら治療可能という誤解。。

認知症への誤解が多すぎる。 うちの親が認知症になるまで、全く介護や認知症について関心がなかったが、常識としては少しは知っているつもりだった。 しかし、その常識と現実とのギャップは大きく、そのため、想像していたレベルをはるかに超えた苦労の連続…

認知症の治療、現実にはない。。

「認知症の治療」という言葉だけがある。 世間には「認知症は病気で、完治はできないが治療薬はあり、進行を遅らせることが可能で、専門医もいる」と思う人も多くいる。 「専門医に行けば、しっかりと診断がつき個人個人に合わせた治療方針を立ててもらえる…

介護ストレス、他人・短時間・期間限定。。

他人なら認知症でもやさしくできる。 自分の親にはできなかったのに、他人なら認知症の人でも冷静にイライラを見せずに笑顔で介護できるという。 他人と身内、その違いの代表的なものは「思いの強さ」だろう。 思い(情)が深ければ深いほど怒りや憎しみも深…

薬効もあれば薬害も。。

薬効があれば必ず薬害もある。 実母と義母、親が二人ほぼ同時に認知症になって、そのストレスと疲労から喘息の発作が出るようになった。 親は財産を残してはくれないが、最後の最後になって思いもよらない「完治しない一生ものの持病」を与えてくれた。 喘息…

老人施設、居室の鍵は。。

入居者の個室の鍵をかけるか、かけないか。 うちの親がサ高住(介護サービス付高齢者住宅)に入居した時、最初に出てきたのがこの鍵の問題だった。 本人は元々心配性だったが、発病してからは不安感が異常に強くなり、いつも施錠していないと気に入らない。 …

認知症の親にやさしくできないのは。。

家族だからやさしくできない、それが普通だ。 先日テレビで「認知症の親を看取ったあと介護職に就いた人」の話を聞いて、気になった言葉がある。次のような内容だ。 「親には少しもやさしくできなかったが、他人なら落ち着いてやさしく接することができる、…

老人施設、家族に近い所を。。

やはり施設は家族が通いやすい場所に限る。 老人介護施設を選ぶとき、最も譲れないのが料金だ。 何年住むかわからないから、無理できない。 年金給付と公費補助が減り、介護保険や健康保険の自己負担が増えるという傾向もあり、その分の余裕を持たせる必要も…

老人施設の立地は。。

老人施設の被害、「もし、うちの親だったら・・」と思う。 台風10号の集中豪雨による川の氾濫でグループホームの入所者が全員死亡という悲劇的な結果となった。 その原因として、いろいろ言われているようだが、一般的に最悪な結果となるのは悪条件がいくつも…

老人施設、災害時の避難は。。

たった一人の当直で、災害時に何ができる? 今回の東北を襲った台風10号による被害は甚大だ。 岩手県では入所者が全員死亡したグループホームまである。 このニュース、世間ではどう見ているのだろうか。 九人の入所者に対して当直の職員はたった一人、一人…