介護ストレス、他人・短時間・期間限定。。
他人なら認知症でもやさしくできる。
自分の親にはできなかったのに、他人なら認知症の人でも冷静にイライラを見せずに笑顔で介護できるという。
他人と身内、その違いの代表的なものは「思いの強さ」だろう。
思い(情)が深ければ深いほど怒りや憎しみも深まる。
他人なら軽くいなせることが、親だと眠れないほどのストレスになる。
他人なら介護ストレスは比較的少ないと言える。
介護ストレスを減らすためには「他人」という言葉が鍵になる。
家族だけで介護するという従来の在宅介護では、家族は日常的に長期間に渡ってストレスを受け続ける。
それに「いつまでガマンしたらいいか」という期間は限定されない。
無期限、自分か認知症の本人の命の尽きるまでだ。
「他人、短時間、期間限定」という三点、これらが介護ストレスを減らすためのキーワードになると思う。
自分の置かれた環境の中で、どうすれば「他人、短時間、期間限定」という条件に近づけるかを考えればいい。
「他人に迷惑はかけられないから、家族の中だけで」としてしまいがちだが、これが「介護うつ」への最短コースかもしれない。
認知症の人の介護は家族だけでは不可能だ。
たった一人で24時間の見守りはできない。
ご近所や親戚、親や自分の友人知人を総動員しても足らないぐらい、多くの人の手、多くの人の目が必要になる。
「他人」を巻き込んで、多くの人が「短時間」づつ交替で、施設入所までの「期間限定」で。
そういう環境ならば「家族のストレスを最小限にして、最大限の介護ができる」と思う。
「他人、短時間、期間限定」が鍵になる。
<That's Ninchi Show 2 No.1181>