これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

老人施設が「なじみの場所」ならば。。

認知症の人は不安感が強いと言われている。 認知症だと「訪問介護の人に来てもらいたくない」とか「デイサービスに行きたくない」とかで家族を困らせることが多いが、 その理由として本人がいろいろ言ったとしても、結局は「不安だから」だと思う。 うちの親…

認知症、本人が自覚していても。。

認知症の早期発見が難しい理由はいくつもある。 最も多いのは「老化だとして見過ごす」ことだと思うが、専門医がほとんどいないことも大いに関係しているだろう。 また「家族が気づいた時には遅すぎる」ことも多い。周囲の人々にまで異常がわかるほどに症状…

認知症の初期とはどこまで。。

どこまでが認知症初期なのだろうか。 うちの親はいわゆる「認知症の薬」を一切使っていない。 数種類あるアルツハイマー治療薬のどれ一つも。 親二人が認知症になったが二人とも使わずだった。 医師が「副作用の危険性の割りに効果が期待できない」というこ…

別居家族が認知症に気づくきっかけは。。

「認知症では」と別居家族が気づくきっかけは何だろう。 別居だと早期発見が難しいので、 うちの親のように「気づいた時はもう中期」というのも多い。 「何かいつもと違う」「何かへん」だと思うことはあったが、 無知なばかりに「高齢だから」と見過ごしてし…

認知症、家族しか支えにならない。。

「認知症」もだが、「障害者」も他人事だった。 親が認知症になる前までは、認知症のことも障害者のことも何も考えることなく過ごしてきた。 世間一般の多くの人も同様に「自分とは関係ない」「政府が何とかする」として、これらの問題を見過ごしてきたと思…

たった一人の介護でなければ。。

世の中は不公平にできている。 世代間で年金の支給や負担に格差があることなどがそうだ。 親の介護にしてもそう、今のほうが三十年前よりもきつい。 今「要介護」となっている老人のうち、どれだけの割合で親の介護を経験しただろうか。 昔は兄弟姉妹が多い…

うつ病の人のストレスは。。

うつ病の人にはなぜ自殺願望があるのだろう。 十年以上前のことだ。躁うつ病(双極性障害)だった叔母が、入居していたケアハウスで就寝中に急死した。 それを電話で告げられた時は「まさか自殺では」と思ったが、医師の診断は「動脈瘤破裂」で病死だった。 …

介護士のなり手がいないのは。。

介護福祉士試験の合格者が減っているらしい。 受験者が減ったからだというが、これからの超高齢化社会で益々必要となるのに減少傾向とは困る。 だが、「介護士になりたくない」という気持ちはよくわかる。 仕事の内容に対して給料が安過ぎるからだ。 特に認…

認知症、本能は。。

認知症でも本能は働くのだろうか。 親が認知症になる前は「認知症になると脳の機能が低下するが、本能だけは残る」というように想像していた。 つまり、「人間らしい高度な脳の働きは消失しても、動物としての生存本能等は残る」というようなことだ。 何の根…

老人の介護うつ、認知症の原因にも。。

今の日本は「老々介護」の割合が高いらしい。 老妻や老夫が配偶者を介護する場合が多いようだが、高齢になった娘や息子が超高齢の父母を世話する例も少なくない。 親が九十歳を越えたら、子だって七十歳前後だろう。 長寿になると「親子ともに後期高齢者」と…

胃ろうの選択、合理的な判断ができれば。。

胃ろうでよかったのだろうか。 うちの親(86歳、胃ろうで寝たきり)は数年前の脳梗塞発作が原因で経口摂取が困難となり、とうとう胃ろうになった。 胃ろうを付けるかどうか、家族で何度も話し合ったが医師の「付けなければ半年」という言葉がとても重かった…