老人の介護うつ、認知症の原因にも。。
今の日本は「老々介護」の割合が高いらしい。
老妻や老夫が配偶者を介護する場合が多いようだが、高齢になった娘や息子が超高齢の父母を世話する例も少なくない。
親が九十歳を越えたら、子だって七十歳前後だろう。
長寿になると「親子ともに後期高齢者」という可能性もある。
認知症介護は身体的にも精神的にもきつく、体力も気力もある若い人であっても長期間は耐えられないものだ。
体力のない老人には無理な仕事だから、「老々介護」にならないようにすべきなのに、なぜこのような状況になっているのだろう。
世間がこの問題を放置している理由はいくつもあると思うが、「もし自分の親だったら」という視点に立ってみてほしい。
子の立場としてはどれほど後悔することだろうか。
これだけでも「老々介護」がどれだけリスクが高いかがわかる。
「介護うつ」が原因で介護放棄や老人虐待、自殺や介護殺人などの悲劇が起こることは知られているが、
「介護うつで認知症を発症する」ことはどうだろう。
もしも老母が「お前たちにはお前たちの生活があるから、私はだいじょうぶだから」と言って一人で老父の介護を担ってくれたとして、
それに甘えていてはいけない。
一週間のうち一日でも代わってあげるべきだと思う。
<That's Ninchi Show 2 No.1255>