これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

介護施設、自分なら入所する?。。。

「自分なら、自分の親なら・・」という質問は使える。 「かしこい患者になる」というような内容の患者学の本が以前話題になったことがあるが、その中にこの質問があった。 治療法や手術法を選ぶ時に、患者や患者の家族から医師に「先生なら(先生のお母様だっ…

認知症介護、家族のイライラは。。。

認知症の人と一緒にいるとイライラする。 誰でも必ずイライラする。その原因は、認知症の特性に由来するので「病気だから、しかたない」ことだ。 世間や周囲の(認知症の人には関わらない、無関係の)人々は「病気だからガマンしてあげて。本人は悪気はない…

認知症介護の悪循環を好循環へ。。。

どうすればイライラしないのだろう? 最後まで「認知症の人に寄り添う」のが家族だ。 家族にとっての介護は、何より持続性が第一だと思う。 一緒にいることでイライラしていては長続きできない。 そのイライラが積もり積もって認知症介護を破綻させ、最悪の…

手を伸ばすと、脳梗塞がわかる。。。

「両手をそろえて前に伸ばす」だけでわかることがある。 高齢の親の脳検査に付き合った人は知っていると思うが、脳神経外科では問診時に「両手を前に出して・・」と言われる。 手のひらを上に向けて、両手を前に伸ばし、肩の高さまであげる。 その後、医師に「…

がんばらない介護で持続できれば。。。

ずいぶん前から「がんばらない介護を」と言われている。 これを聞いて、「そんなことできる?」「がんばってもがんばっても思うようにできていないのに」と思ったことがある。 認知症の介護という難しい仕事は、お気軽に(テキトーに)できることではないか…

老人ホームが避難所になったら。。。

災害時、認知症の人の居場所がない。 たとえば、災害時に家族で近所の小学校などの避難所に行くとする。 認知症の親を連れて行けるだろうか。 小学校の体育館にぎっしりと人々がつまっている中に、「ガマンができず、騒ぎ立て、何をするかわからない人」を連…

老人介護の補助金、申請すれば。。。

老人介護には地方自治体からの補助金も出る。 ただし、その対象には所得等の条件があるし、該当していても申請しなければもらえない。 神戸市は「住民税非課税世帯」という条件に合えば、介護保険の自己負担分(一割)が一万五千円を越えたら、その額を補助…

認知症、脳の活性化に音波を。。。

脳の活性化に、音楽が使える。 音楽は脳神経細胞を刺激し、血流を改善する効果があるとか。「音楽療法」という言葉を最近よく耳にするが、認知症にも使えるようだ。 神経細胞(ニューロン)が情報(電子)をどういうふうに細胞内に取り込んでいるのだろうか…

認知症に抗精神病薬、死亡率が二倍以上。。。

認知症の人も精神科系の薬でおとなしくなることはある。 そうは言っても、誰にでも効くとは限らないし、効いたとしても効果が一時的だったり、思うような効果が出てなかったり。 使ってみて「効果もなく、副作用もない」のならマシだが、「効果はあるが、副…

認知症だと三倍速で老化、4年後死亡率「83.2%」。。。

認知症の人は老化が速く、死亡率も高いらしい。 「認知症の人の老化の速度は非常に速く、認知症になっていない人の約3倍のスピード」だそうだ。 また聖マリアンナ医科大学名誉教授の長谷川先生(長谷川式スケールの考案者)の研究報告から、死亡率も高いこ…

認知症の特性、家族の孤立。。。

家族による認知症の介護は極めて困難だ。 その理由を考えてみると、究極的には「認知症の特性」に行き着く。 「他人ならできて、家族にはできない」のはそこに源がある。 「できない」ことで悩んだり、自分を責めたりする必要はない。 家族が認知症になった…

親の恩と、認知症の介護は。。。

恩を返すといっても、限度がある。 「育児は親がする」のが当然で、親が年老いたら「子が介護する」のも当然、「施設に預けるなんて考えられない」とする人がいる。 そういう人々は「施設はかわいそう」と言い、「育ててもらったのに、(恩返しもしない)冷…

「認知症の人に寄り添う」、できない人は。。。

「認知症の人に寄り添う」のが、介護の基本だと言われている。 まさにその通りだが、実行するのは難しい。「ありのままを受け入れて、いつも傍らにいる」という、それだけでいいのだが。 それができる人が何人いるだろうか。容易なことではない。 認知症の人…

認知症の人の「ありのまま」は受け入れ難い。。。

「認知症の人に寄り添う」のが、介護の基本だと言うが。 言葉は簡単でも実行するのは難しい。「ありのままを受け入れて、いつも傍らにいる」という、それだけでいいのだが。 それができる人が何人いるだろうか。容易なことではない。 認知症の人の「ありのま…