認知症とは?
認知症は突然悪化するように見える。 しかし、「アルツハイマー型は徐々にゆっくりと進行する」と言われているから、本人にとっては突然ではない。 初期では自分が壊れていくことを自覚する場合もあるので、本人は「ゆっくりと」進行するにつれて不安に思っ…
家族による認知症の介護は極めて困難だ。 その理由を考えてみると、究極的には「認知症の特性」に行き着く。 「他人ならできて、家族にはできない」のはそこに源がある。 「できない」ことで悩んだり、自分を責めたりする必要はない。 家族が認知症になった…
親が認知症になって、あわてて認知症を学んだ。 古いノートを整理していたら、その当時(2008年)の資料(認知症だけでなく介護施設関係も)やメモ書きがどっさり出てきた。よく集めたものだ。 「認知症とは」のメモは以下。 。。。。。。。。。。。。。…
「ここがまちがい、認知症介護」とだけは明らかだ。 何年も認知症のおばあちゃんとつきあっているが、「認知症とは」ときかれてもはっきりとは答えられない。何もわかっていないに等しい。 「脳のことはわからない。人それぞれだから」と言うほかはない。 こ…
認知症という病名の病気はない。 「認知症は病気です。お医者さんに行きましょう」という政府広告がある。それを見れば、認知症という病気があるような気がしてくるのだが。 実際、認知症というのは「認知機能障害」という脳機能障害の症状のことで、その症…
認知症の介護には「これだ」という正解がない。 限られた場合のみの正解はあるが、どんな例にもあてはまるものはない。解の公式もないから、他人の解答例(介護の実例)を覚えても使えない。 認知症の介護はマニュアル通りにはいかないことが多く、経験者に…
誰も認知症のことはわかっていない。 脳細胞が自滅して、それにより脳機能障害が起き、「普通のことができない」で「普通はやらない」ことまでしてしまう、それが認知症だ。 脳障害というのは単なる機能低下(マイナス)や機能しなくなること(ゼロ)だけで…
介護拒否もドッグセラピーで改善されるらしい。 認知症の人の問題行動、異常な言動(BPSD)は、「病気がそうさせる」「脳が壊れている」から、どうしようもないと思いがちだ。が、改善の方法がいくつかある。 病気によって、自分が変わってしまっただけ…
「これが認知症なんだ」と一言で説明できない。 それほど単純ではない。知れば知るほど奥が深い、底が見えない。「これ」という解答や真理には届かない。症状は同じでも、理由が個人個人違うから。 むしろ「これも認知症なんだ」というほうが適切だ。認知症…
できなくなること(要介護1~3)の実例 ○ キャッシュカードを使ってお金をおろす。(暗証番号を記憶する) ○ においをかいで、腐ったものとまだ食べられるものとを区別する。 ○ 電話番号を見ながら電話をかける。 ○ かかってきた電話に出る。 ○ インターホ…
できなくなること(要介護3~5)の実例 ○ 自分で服を着脱する。 ○ お箸を使う。 ○ 自分でベッドの近くのポータブルトイレまで移動する。 ○ 介助があれば歩いて別室やトイレまで行ける。 ○ 介助があれば歩いてポータブルトイレまで行ける。 ○ 自分でトイレ…
<認知症老人は> 1. 何をするかわからない。 常識では考えられないことをする。 2. ごく普通のことができない。 常識では当然できると思われることができない。 3. 説得はできない。納得はできても一時的。 一般の常識やルールは通用しない。別の次元…