親が認知症になった時、「胃ろう」は。。。。。
「認知症とは」のメモは以下。
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認知症とは、進行性の脳機能障害で本人が息をひきとるまで続く。
レビー小体病
前頭葉萎縮症
ピック病
他(パーキンソン病、糖尿病など)
→ 相手の話すことが理解できない(会話は一方通行) → 言いたいことが言えない(発語がなくなる)
→ 食べ物・飲み物がのみこめない(嚥下不能) → 寝たきり(手や足の運動障害)
→ 死亡
認知症が進んで嚥下障害が起きると、栄養不良で衰弱する。
対策: 1.経管栄養(経鼻チューブ、胃ろう)
2.中心静脈栄養(長時間の高濃度栄養液点滴)
3.看取り
終末期までの期間は個人差が大きく、平均値をとっても意味がない。
認知症が進んで終末期を迎えるのなら、かなり長期間生きられる。が、それまでに、火災や交通事故などで死亡するという例も少なくない。
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以上の記述はそんなにまちがってはいないが、今になって思うとやはり思い違いや、理解不足がある。特に嚥下障害については。
「認知症が進んで嚥下困難になって」胃ろうを付ける、という点だ。
嚥下能力の低下は老化によるもので、老化が進めば認知症でなくても食べ物や飲み物がのみこめなくなる(のどを通らなくなる)らしい。
現にうちの親はそうだ。脳梗塞の発作で入院し、お粥が食べれるまで回復した時に胆管炎になり、それが治った時には嚥下障害が起きていた。
入院前は要介護3で、普通食を自分で食べ、介助があれば歩いてトイレに行っていた人が、退院する時は要介護5、胃ろうで寝たきりだ。
「老化の進行も、認知症の程度も、終末期にはまだ何段階もある」と思っていたから、突然医師から「胃ろうを」と言われて大変悩んだものだ。
介護度が軽くても、いつ何時「胃ろうを」と言われるかわからない。そのつもりで前もって心の準備をしておくべきだった。
胃ろうによる延命か、看取りか。急には決められないものだから。
嚥下機能こそが、命を決める。自分の唾液がのみこめなくなって終わる。胃ろうを付けていても避けられない。
胃ろうで少しだけ延命しても・・という考え方もあるだろう。
親が最終段階になって、やっと認知症の進行や経過の概要がつかめ、問題点もわかったような気がする。それでは遅すぎたのだが。
介護と看取りについて無関心で過ごしてきたことが悔やまれる。