2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧
家族には「笑顔で介護」は無理かもしれない。 認知症の人の家族は、(ストレスがあり過ぎて心の余裕がなく)笑顔になれない。笑顔をつくろうとしても笑顔がつくれない。介護職の人は「できる」のに、できない。 たとえば親が認知症だという、その事実だけで…
認知症の介護は誰にでもできるものではない。 できないことを突然させられるはめになり、知らないことばかりで不安だ。それだけでもストレスだ。慣れればできる、というものでもない。できない人にはできない。 できないこと、苦手なことを無理して続けてい…
認知症の人も、周囲の人もストレスだらけだ。 理由としては「治らない病気」で、治療法や対応法が確定していないことだ。その上に脳の病気ということがストレスを大きくしている。脳は今の科学でも未知の分野だ。 本人も「自分がどうなっているのか、将来ど…
介護拒否は一番頭が痛い問題だった。 うちのおばあちゃんは今は「おとなしい段階」になっていて、介護拒否はない。されるがままで、さすがに下手なことをすると「痛い」とは言うが、あとは文句も抵抗もない。 以前、施設の申込書に「介護拒否がありますか」…
介護拒否もドッグセラピーで改善されるらしい。 認知症の人の問題行動、異常な言動(BPSD)は、「病気がそうさせる」「脳が壊れている」から、どうしようもないと思いがちだ。が、改善の方法がいくつかある。 病気によって、自分が変わってしまっただけ…
知らない人はダメでも、知ってる人なら安心できる。 「他人が、全然知らない人が家に来るのが嫌だ」と訪問介護を拒否する老人は多い。知らない人と接するのが不安、気をつかうのも面倒、そういう理由だろう。 そうは言っても、家族が24時間見守ることなど…
認知症の人を一人にしてはいけないが・・・ わかっていてもどうにもならない場合がある。 少人数の家族だけでは24時間の見守りは不可能だ。 家族は仕事や学校に行き、老人が一人家に残ることになるから。 で、その時間は施設や訪問介護に頼ることになるが…
認知症の介護は、一にガマン、そして最後までガマンだ。 一方的にガマン、ひたすら耐える。どんなにガマンできないほどの暴言、暴力にあっても、こちらから「悪いのはそっちだ」と言い返したり、反撃したりしてはいけない。 反撃すると、何倍何十倍にもなっ…
胃ろうの手術は簡単だが、あとは煩雑なことだらけだ。 病院は胃ろう手術を気軽にすすめる。誰にでもできる短時間の手術で、胃ろうを付けたら退院できるので一件落着、ベッドが空くのを待っている患者を受け入れられる。 経口摂取、今までのように普通に「食…
ケアマネージャーさんが替わると、ケアも変わる。 うちのおばあちゃんは要介護5、胃ろうで寝たきりだ。去年七月の脳梗塞発作のせいで左半身不随、左手は完全にかたまってしまって動かない。 おばあちゃんが退院するとき、当時のケアマネージャーさんは「訪…
最終的には嚥下力で寿命が決まる 嚥下体操(誤嚥予防の筋トレ)ダイジェスト 1.深呼吸 2.うしろを振り向く(左右どちらも) 3.首を横に曲げる(左右どちらも、耳が肩につくように) 4.肩を上下にあげさげ 5.大きな口で、「あ」 歯をかみしめて、「…
独居老人のうち約280万人が認知症らしい。 今日の日経新聞によると独居高齢者は2010年の統計で約500万人、そのうち認知症の人は約280万人だそうだ。(高齢者住宅の居住者を含むかは不明。) 認知症の人の一人暮らしは難しい。はっきり言って無…
思い出しても腹が立つ、それが認知症だ。 世を去ったあとに、なつかしく思い出してもらうには認知症になってはいけない。子や孫に想像もつかないようなストレスを与えたら親の思い出はめちゃめちゃだ。 晩節を汚すという言葉があるが、まさにそれだ。人生の…
正月に親の面会にも行けないほどの風邪をひいた。 どうしてこんなに長びいたか、反省する点が多々ある。それをここで伝えるのは、人類の文化文明が伝えることにより発展してきたからだ。たとえ失敗例であっても。 始まりは先月の26日、咳が出始めたことだ…
認知症の介護は、家族だけでは無理だ。 認知症は症状も原因も「異常さのレベル」も個人個人違うが、これだけは誰にでも、どのケースでも言えることだ。家族だけで何とかできるものではない。 他人が家に来るのを親が嫌がるからとか、人見知りするからとかで…
これからの介護は、「孫が頼り」だそうだ。 少子化で孫も少ないのだが、誰もが長生きする時代は「子の世代」だけではすまない。百歳近くまで介護するとなると、子の世代も後期高齢者で、「老老介護」となる。 七十歳を超え八十歳近くになったら、親の世話を…
正月早々、老人ホームのチラシが入っていた。 以前は住宅地やマンションの広告ばかりだったが、超高齢化社会の昨今は老人用住宅や老人ホームが必ず混ざっている。今日など、その上に霊園のチラシまで。 一年一年、年をとるとそっちが近くなるのはもっともで…
お正月ぐらいは休んでもらいたいと、いつも思っていたが・・・ おばあちゃんが老人マンションに入居して、六度目の正月が来た。ここまで長生きできるとは・・・スタッフの皆さんの手厚い介護のおかげだ。いい所に入居できた。 最初の年から四年ほどは、毎年…