今年の風邪、こうすると長びく。。。。。
正月に親の面会にも行けないほどの風邪をひいた。
どうしてこんなに長びいたか、反省する点が多々ある。それをここで伝えるのは、人類の文化文明が伝えることにより発展してきたからだ。たとえ失敗例であっても。
始まりは先月の２６日、咳が出始めたことだ。が、咳だけ。他の症状はないので、「いつものアレルギー」だと思って何の処置もしなかった。思い込みは一番悪い。
３０日に老人マンションに面会に行って、その夜から熱っぽくなり、身体がだるく、３１日には咳に加えて、のどの痛みが出てきた。唾液をのみこむのもつらい。
「これはインフルエンザだ」と思った。が、年末で開業医は休診だ。
休日診療の市民病院は遠い。それに何時間も待つことだろう。ここしか開いてないのだから。自分がインフルエンザでない場合、インフルエンザに感染するかもしれない。
市販の風邪薬で数時間はのどの痛みがおさえられる、これでしのいでいくことにした。それが誤りだった。３１日に市民病院に行ってリレンザをもらうべきだった。
今回は高熱が出ず、３７度ちょっとの微熱が続いていたので、無理してリレンザをもらいに行かなくてもいいか・・・と思ってしまった。これが誤りだ。
インフルエンザの予防注射をしたので、その効果で高熱にならないのかもしれない。
そうして寝たり起きたりしているうちに、年を越した。元日は昼間のうちは「もう治りそう」な状態で、「ただの風邪で、咳はアレルギーでひどくなっただけ」と思った。
ところが、その夜から「咳がひどくて眠れない」ようになり、それだけでなく目やにがひどく、目は充血し、テレビの光を見るのも涙が出るようになった。結膜炎のようだ。
花粉症でアレルギー性結膜炎になるので点眼薬をキープしてある。そのザジテン点眼薬を使ってみたが、一日二日では治らない。咳もどんどんひどくなる。
しかたなく大病院に診察に行くと、「今シーズンの風邪、咳がひどくなかなか治らないのは」という診断だ。ネットでもそのタイプとおなかにくるタイプが流行・・とある。
「正体不明のウイルスによる感染症だから、治す薬はないので咳止めと点眼薬だけ出しましょう」ということで終わった。何時間も待たされて。
ここでも失敗した。咳止めをせっせと飲んだのがいけなかった。この咳止めは脳の中枢に働いて咳をとめるものだが、どうやら「吐き気」中枢のほうを刺激したようだ。
咳は止まらないのに、吐き気がひどく、二重苦で眠れなくなった。吐き気のせいで何も食べられないから胃の中は空っぽだ。吐くものはないのに吐き気があるとは。
この咳止めは二回めだ。以前花粉症で咳が三ヶ月も続いたときに耳鼻科で出してもらった。その時は寝る前に一回だけ。今回は「いつでも咳がしんどいときに」だった。
何回も飲んでもいいのかなと思いながらも、医師が「いつでも」と言うのならと、一日に三回も飲んでしまった。しんどいから。しんどいと思考力も判断力もない。
大病院の医師は七十歳近いようなベテラン医師だったが、やはり主治医でないと適した薬がわからないのだろう。開業医の仕事初めの日まで待つべきだった。
咳止め薬のせいでないとすると、大病院で長時間待っているときに「おなかにくる風邪」をうつされたのかもしれない。無理して行ってわざわざ悪化させてしまった。
その脳の咳中枢を働かなくさせる薬を飲むのをやめると、吐き気はなくなり、食事がとれるようになった。その後、主治医（開業医）にかわりの薬を出してもらった。
今から思えば、３０日に阪急電車かＪＲかで往復５時間の間にインフルエンザに感染し、それが軽く終わったあとにアレルギーで咳がひどくなったのだと思う。
アレルギーは専門医でないとわからない。咳喘息ということすら思いつかない医師もいまだにいると聞いたことがある。
なかなか咳が治らない風邪がはやっているそうだが、なかにはアレルギー（咳喘息）の患者も混ざっていると思う。大気汚染、なんとかならないものか。
今回学んだことは、アレルギーのある人は「インフルエンザかな」と思ったら必ずリレンザなどでウイルスを短時間で排除する、それしかない、ということだ。
そうしないでウイルスを増やしてしまったら、抗原抗体反応の暴走が始まり、アレルギーの爆発がとめられなくなる。リレンザを常備しておくほうがいいかもしれない。
