お正月ぐらいは介護職の方に休んでもらいたいと。。。。。
お正月ぐらいは休んでもらいたいと、いつも思っていたが・・・
おばあちゃんが老人マンションに入居して、六度目の正月が来た。ここまで長生きできるとは・・・スタッフの皆さんの手厚い介護のおかげだ。いい所に入居できた。
最初の年から四年ほどは、毎年お正月元日には家族が食事介助などをすることにして、ヘルパーさんに休んでもらっていた。年末も休まずに介護につとめてくれたから。
せめて元日ぐらいは休んでもらいたい、そう思ったからだ。正月二日から大晦日までヘルパーさんたちに頼っている。元日の一日ぐらいは家族みんなで何とかしようと。
しかし、それもおととしまで。去年からは一年間まるまるヘルパーさんに頼りきっている。去年から「おばあちゃんのマンションで新年会」をしないことにしたから。
子、孫、ひ孫まで集まっても、おばあちゃんは少しもうれしそうになく、無理して都合をつけて何の意味もない。本人のためだと思ってやっていたことなのに。
仏の顔も三度まで、と言うが、はりきって介護できるのも三年か四年だ。それ以上になると「もうどうでもいい」とか「おまかせしよう」とか。熱意は長くは続かない。
自宅で在宅介護をしていたら、こんなぜいたくなことは言えない。やる気はなくても惰性で世話を続け、「もう、うんざり、どこか施設へ」と思ったことだろう。
介護施設では平均三年ぐらいらしい。自宅と勝手が違うし、他人の中でストレスが多いせいか、それとも要介護4や5の重度の人ばかりだからか、よくわからないが。
三十年前、祖父母の時代は看取りも介護も三年程度だったと記憶している。それくらいなら家族もがんばれるかもしれない。
長生きできる時代とは、介護が長引く時代、そういうことだ。