認知症が進むと数字は。。。。。
おばあちゃんの息子の年が75歳だとすると・・・
うちのおばあちゃんは11月の誕生日で83歳になった。が、年齢を聞くと、72歳だといつも答える。それより上になることはない。70歳、65歳と言うことはあっても。
ふだんは土曜日におばあちゃんの老人マンションに行くのだが、年末なので今日の午前中から会いに行った。身体は動かないが、口は動く。ちゃんと会話ができる。
要介護5で胃ろうで寝たきりでも、話はできるし、記憶もそこそこ残っている。
驚いたことがある。オムツ交換に来てくれたヘルパーさんに「息子です」とちゃんと紹介していたことだ。嫁のことは忘れていても、腹を痛めた我が子は忘れない。
ヘルパーさんは日替わりだし、よくメンバーが交替する。顔を覚える前に離職することもある。今日の人も初めて見るヘルパーさん、50歳くらいの男性。
五年前、要介護1で入居した時は、入浴介助に男性のヘルパーさんが来たことで介護拒否が始まったものだが、今では何の抵抗もないらしい。
さて、今日のおばあちゃんなら年齢もちゃんと答えられるかと聞いてみたら、本人は72歳で、何と「おばあちゃんの息子」は75歳、だそうだ。
息子より若い母とは、継母?
やはり認知症が進むと数字はめちゃくちゃ、数の大小がわからないようだ。そういえば以前一万円より五千円のほうが高額だと思っていたようなことがあった。
これだから認知症の高齢者はサギにかかって財産を失うことになる。うちのおばあちゃんには財産がなかったからよかったが。