認知症家族のストレスを減らすには。。。。。
認知症の介護は誰にでもできるものではない。
できないことを突然させられるはめになり、知らないことばかりで不安だ。それだけでもストレスだ。慣れればできる、というものでもない。できない人にはできない。
できないこと、苦手なことを無理して続けていくうちにストレスはどんどんたまる。逃れようとすれば、責任感や義務感、周囲からの無言の圧力等が自分を責め立てる。
のがれることができないなら、このストレスに負けないように何とかしないと。介護するほうがストレスで病気になったらどうなるか、認知症の人は生きていけない。
誰かにかわってもらう。方法を考えて。何時間か、何日か、ともかく少しでもいいから、時間的に離れる。ストレスの原因から実際の距離を置く。
どうしても物理的に離れられない場合は、心理的に離れる。ストレスの何割かは「他人ならともかく親だから・・・」という思いから来ている。
「親にひどいことを言われた」というのはショックだが、「一人の認知症の老人に言われた」とみなしたら「かわいそうに」ですむ。憐れむだけで腹も立たない。
介護記録を書くのもいい。できるだけ事実のみを「見たまま聞いたままに」主観を入れないように書く。すると「何であんなにイライラしたんだろう」と思えてくる。
客観的に見ればいい。感情を抜きにした事実だけを冷静に見る。心の距離を置く、視点を離すことだ。そうすれば心理面のストレスは軽減される。
気をラクにすると、「笑顔で介護」ができる、かもしれない。