認知症介護は孫の世代まで。。。。。
これからの介護は、「孫が頼り」だそうだ。
七十歳を超え八十歳近くになったら、親の世話をするどころか自分の身体がいうことをきかないだろう。腰痛や膝の痛みをこらえながら、気力だけで続けていても。
大きな声で聞こえるように「おばあちゃん」と呼びかけ、認知症で「わけのわからないこと」を話すのをガマンして聞いていた。親に頼まれて代わりに来ているのだろう。
施設に面会に通っている家族は五十代以上が多いが、中には、三十歳代、四十歳代の、孫世代の人もいる。決して少なくはない。
弟は当時まだ四十代だったので。二十数年も年の差のある兄弟だと、見た目にはそうかもしれない。弟の子守をしていた時も、兄は「若いお父さん」に見られたから。
それが今では、孫まで介護の苦労を背負わないといけない。「認知症家族」の苦労は孫にまで波及する。かわいそうなことに。
孫に迷惑をかけず、長生きしてよかったと言われる老人になるには、認知症になってはいけない。