これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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認知症、脳の活性化に音波を。。。

脳の活性化に、音楽が使える。

音楽は脳神経細胞を刺激し、血流を改善する効果があるとか。「音楽療法」という言葉を最近よく耳にするが、認知症にも使えるようだ。

神経細胞ニューロン)が情報(電子)をどういうふうに細胞内に取り込んでいるのだろうか。

細胞膜に「イオンチャネル」というトンネルがあって、開いたり閉じたりするらしい。

イオンチャネルが開くと、神経伝達物質が放出される。次々とこれを繰り返すことで、情報が伝達されているようだ。

イオンチャネルが開くためには三つの方法があるという。
1.細胞内と細胞外との電位の差が生じると、開く。
2.機械的にひっぱられて、開く。
3.鍵となるタンパク質が接触し、開く。

音楽は「音波=空気の振動」なので、「2」に該当する。

音波が鼓膜を震わせ、その機械的刺激(物理的刺激)により周囲の神経細胞イオンチャネルが引っ張られて、開く。

そのようにして、次々と脳まで情報が伝わる。そういうことらしい。

音楽療法が脳にいいのはわかるが、難聴の人は?
老人は聴力が低下し、聞き取れる音の周波数も限定される。

そういう場合は、例の超音波の出番かもしれない。

デジタル録音(CDなど)には超音波の領域は含まれていないが、生演奏の楽器からは超音波が出ているそうだ。

それらの「聞こえていない音」があるかないかで、感動も違う。
超音波には脳を活性化させる効果があるらしい。

難聴でも「超音波効果」はある。超音波は(人間には聞こえない音域なで)聞くのではなく、感じるものだから。

超音波を出す楽器、意外にも身近にある。オルゴール。

また母の日が近づいてきた。今年はオルゴールを持って施設に面会に行こうかと思っている。


              <That's Ninchi Show 2 No.1125>