認知症カフェ、近くにあれば。。。。。

認知症カフェというのがあるそうだ。

 

今日の日経新聞で紹介されているが、認知症の人や家族を対象として、仲間作りの場や悩みを共有する場として機能し、参加者が増えているそうだ。

 

認知症の人は孤独だし、それを支える家族も同じく孤独だ。患者の会や家族の会があっても、それに参加しようという余裕がない。そんなギリギリの毎日だと思う。

 

身近な所、たとえば毎日通っているデイサービスの隣にでも「認知症カフェ」があったら、または薬をもらいにいく病院の近くなどなら、ちょっと寄ってみようと思うだろう。

 

同じ立場の「認知症家族」の人と情報交換なり「グチの言い合い」なりができると、出口の見えない介護で暗く沈んでいた心が晴れることもある。孤独感が薄れる。

 

世間一般は認知症を甘く見すぎているから、認知症の介護のつらさ・苦しさは理解してもらえない。同じ立場の「認知症家族」でなければ共感してもらえない。

 

状況は同じでも理解者がいて共感してもらえると心が落ち着くものだ。そういう意味で「認知症家族」にも仲間作りの場が必要になる。介護者の心のケアとしても。

 

ネット上に「認知症カフェ」はあるのだろうか。リアルの設立は困難でもネット上では簡単なような気がする。介護について悩み相談サイトなどは多数あるから。

 

この動きを全国に広めるためには市町村の協力が必要だという。お役人様がそんなことまで気が付くかどうか、それを待っていたら何も前には進まないだろう。

 

「誰かがやってくれる」のを待っている人ばかりでは何もかわらない。少しづつでもいいから行動してみる、その集積で社会はかわっていくと思うのだが。