ケアマネージャーさんの転勤は。。。。。
ケアマネージャーさんの転勤は困る。
おばあちゃんの老人マンションのケアマネージャーさんが他の支店(と言っていいのかどうか、施設?)に転勤で、来月から別の人が担当になるらしい。
入居六年目で、ケアマネージャーさんが二人異動になり、いよいよ三人目だ。せっかく慣れてきたというのに。おばあちゃんは名前をいまだに覚えることができないが。
三年に一度の異動、まるで銀行だ。銀行の場合は「顧客との慣れで不正を働く」のを防ぐという意味があるようだが、介護には慣れて困ることなどはないだろう。
認知症の老人にとっては、ケアマネージャーさんやヘルパーさんなど介護職の人がころころ代わるということには適応が難しい。なじみの人、慣れた人が一番いい。
毎年いくつも新規開店、と言うか新規開設の施設や「施設もどきの高齢者住宅」が増えているので、新人採用だけではまにあわず、経験のある人が動かされる。
ケアマネージャーさんが交代すると、また最初から事情を細かく説明しなければならない。「引継ぎされてわかっているはず」と思うようなことでも、念のために。
今までの例では、ほとんどの場合引継ぎは十分ではなかった。他の業種と違い仕事の性質上、事務的なことだけでは不足する。あと一歩の情報伝達が必要なのに。
百人を超す入居者がいるのだから、誰か一人ぐらいは転勤のない人を置いてもらえないのだろうか。毎日入居者の部屋をまわって話しかけてくれるような人を。
「入れ物(建物)だけは同じで、職員は知らない顔ばかり」となったら、別の施設に移ったのと同じではないか。介護は人の力で決まる。建物や設備では決まらない。
人数や労働時間が同じでも、担当者が違うと同じにはならない。サービス業というのは本来そういうものだ。担当者を選べないのがおかしいのかもしれない。
前任者と比べて若くて当初は頼りなかったが、近頃は「よく気が付いてくれた、たすかった」と思うような適切な助言をしてくれる。そこまでに育った人が去っていく。
また一から始まると思うとうんざりだ。