嚥下障害には「とろみ」で。。。。。
脳障害や老化で嚥下が困難になると、「とろみの素」の出番だ。
お茶や水が飲みにくく、むせて吐き出してしまう人も、少し「とろみ」をつけて、スプーンで少しづつ口に入れると問題なく飲み込めることが多い。
老人はのどの渇きに気がつかないし、またトイレに行くのが面倒だとして水分をとらなくなるが、むせるのが嫌で、それが苦しくて水分摂取をひかえることもある。
介護用の粉末とろみは薬局でも買える。嚥下能力の落ちた老人には必須アイテムだが、妙なことに介護施設では「あたり前」でも一般病院ではそうではないらしい。
おばあちゃんの入院した病院のほとんどが、お茶は無料で提供してくれる(食費の中に含まれている)が、「お茶ゼリー」は別枠、特例あつかいになっている。
一般用に用意してあるお茶に「とろみの素」を入れて出してくれるのだが、その粉末とろみは個人で買って用意しておくという規定だ。病院の売店で売っているので。
とろみの素が足らなくなると家族が一階の売店で買って補充する。
ここにも「介護でできて、医療でできない」何かがある。不思議だ。