使えるのに使えない老人用オムツ。。。。。
病院というところは融通がきかない。
老人用おむつ、これを家族が持ち込むか、病院で支給されるかは病院によって違う。厚生労働省の規定でなく、独自の規定があるようで、少しも融通がきかない。
うちのおばあちゃんが入院した数ヶ所では、次の三種類だった。
1.オムツは個人が好みのものを持ち込む。
2.オムツは病院が支給し、入院費と一緒にオムツ代を支払う。持ち込みは禁止。
3.オムツは病院支給が原則だが、例外的に持ち込みも認める。
3.のケースは「ただし・・」がある。持ち込みは可能だが、持ち込んだオムツの使用後の廃棄処理は病院側は一切やらない、持ち込んだ人(家族)が持ち帰ること。
汚れたオムツを毎日持って帰ることが前提条件だったら、それは持ち込みは認めないのとほぼ同じだ。そこまでして「自分の好みのオムツ」にこだわる人はいない。
また、病院を移ると、転院先のオムツの規定が違うとやっかいなことにもなる。
もとの病院が「支給」だったら、退院するにあたって余ったオムツや尿とりパッドを「これは持って行ってください」とどっさり渡される。特大ゴミ袋二つぐらいは。
それらのオムツ代は退院の清算に含まれているからだ。が、それを持って転院先に行くと、「持ち込み」になる。持ち込み禁止の病院の場合、どうしたらいいのだろう。
家に持って帰るか捨てるかだ。こういうようにして、転院するたびに「使えるのに使えないオムツ」が増えていき、おばあちゃんの部屋にオムツの山ができる。
病院がなぜ持ち込みを嫌がるのか、そこがわからない。介護施設の場合はもっともっと融通がきく。介護でできて、医療ではできない、そういうことだろうか。
それを使い終わってから施設の支給品を使うという。病院の融通のなさと比べて大違いだ。家にたまっているオムツの山がまた高くならずにすんだ。
病院は何であんなに頭が固いのだろう。もう少し患者と家族のことを考えてほしい。