認知症の介護、息子にとっては。。。。。

息子にとって母は特別な存在なのだろうか。

 

自分の母なのに介護は妻にまかせっぱなしで、施設へも病院へも顔を出すことすらしない人、たまに嫌々面会に行くだけの人、そんな人が少なくないようだ。

 

「認知症になった母、壊れてしまった母を見たくない」という気持ちが強いのだろう。

 

息子にとっては、いつもにこにこしてグチを聞いてくれ、小さい頃からの好物（お袋の味）を作って食べさせてくれるのが母で、そのイメージが壊れるのが嫌なのかも。

 

認知症になった母はというと、笑顔もなく、料理もできず、話すことと言えば被害妄想と周囲の人の悪口だ。ひどい時には泣いたりわめいたり、大暴れしたりもする。

 

そんな人は母ではない。だから会いにも行かない。そういうことだろうか。

 

それとは反対の例も多い。施設に入所させるのはかわいそうだと、自宅に引き取り世話をする人もいる。独身者を除くと、多くは妻の負担になるのではあるが。

 

母はかわいそうでも、認知症の介護を負担する嫁はかわいそうではないらしい。それほど母は特別な存在なのかもしれない、息子にとっては。

 

娘や嫁にはわからない何かがある。