認知症に発展する病気がある。。。。。
それほど増えているということだ。高血圧や糖尿病などと同じで、ありふれた病気になった。増加傾向にあるなら、同様に予防や予防方法の衆知が必要になる。
生活習慣病に対しては対策が進んできている。メタボ検診などで早期発見、早期に生活習慣の改善を勧め、運動や予防薬の服用で発病を抑えるというように。
これと同じように認知症検診をして、発病を防ぐようにしていくのが理想だ。
認知症は治らない。期待されている新薬の開発も遅れているらしい。原因をつきつめていくと老化なのだから、無理な話だ。老化は遅くはできても、もとには戻せない。
老眼が始まるような頃から、認知症の予防を始めるといいかもしれない。
一般大衆への教育も必要だが、身近な開業医への働きかけも大事だ。専門外だとして無視せず、認知症の原因や治療法について学び、適時対応できるように。
認知症は多くのありふれた病気の付属品、副産物、後遺症という側面もある。それをご近所の医師が適切に患者に伝えていれば、予防できた例もあるだろう。
アルツハイマー病の原因となるベータアミロイドが、糖尿病患者はなぜか蓄積しやすいらしい。その理由がわかれば治療法や予防法につながるのだが。
血管の老化、ベータアミロイド、レビー小体と認知症の原因はわかっていても、対処する方法がない。今の医学では治らない。それなら発症を防ぐしかないのでは。
認知症の介護は簡単ではない。家族の努力やご近所の協力や地域社会の見守りだけで何とかなるものではない。ならないからいくつも悲劇が起きている。
これ以上認知症老人が増えたら、介護できるだろうか。