覚悟は何年もは続かない。。。。。
風邪が長引いて施設に面会に行けない。
もともと風邪を引くと一週間や二週間は治らないのだが、この冬はいつもよりもひどかった。「治りかけた頃にまた別のウイルスが」という感じで。
咳は少なくなっても鼻から咽頭の部分が腫れていて声が変わっている。その声で施設に行くと「ウイルスを持ち込む迷惑な来客」と思われるだろう。
免疫力の低下した老人が何十人もいるところには行けない。
様子が気になるが、うちの家族も皆「風邪や花粉症で」同じように体調が悪く、結局は誰も行けない。妹と妹の家族にまかせっきりだ。
環境が悪くなったのだろうか。千里ニュータウンは築五十年や四十年という団地が取り壊されていて、今どこも工事中で車両の往来も激しい。
それだけでなく老化もあるのだろう。十年近く介護が続けば、介護するほうも年をとる。まだ年金をもらうまでにはずいぶんあるけれど。
そのうちに七十代が九十代の親をみるという老老介護になるのだろうか。
うちのおばあちゃん(84歳)は胃ろうで寝たきりだ。栄養状態が胃ろうで保たれているが、どこまで長生きできるのだろう。
腸が老化して栄養吸収ができなくなったら終わりだ。
入院や手術のあった年は別だが、何事もなく一年が過ぎていると、まだまだだいじょうぶという気になる。ほんとうは終末期なのにもかかわらず。
「覚悟」は何年もは続かない、そういうものらしい。