これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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脳細胞の自滅のイメージは。。。。。

細胞は最期に輝くらしい。赤や緑の光になるそうだ。

先日、テレビニュースを見ていて、気になった言葉があった。「細胞が死ぬ時に光を出す」ということだ。細胞死の自家蛍光というらしい。

小保方さんはそれを見て「大発見」だと勘違いしたようだ。取材陣を前に、科学者がそのように説明していた。

自家蛍光は細胞が死ぬ際にはよく観察される現象だという。

細胞が持っていた、最後に残ったエネルギーが光エネルギーになって、光って消える。細胞の最期(死)がそういうものだったとは知らなかった。

今まで何度も「認知症の人の脳細胞は日々刻々と自滅している」と書いてきたが、「細胞の自滅」のイメージは「細胞の自爆」だった。

爆発するかのように粉々になってしまう、自爆。そのイメージだったが、光を発しながら爆発して消滅するとは、何と派手な最期だろうか。

あちこちで細胞が自滅していたら、あちこちで赤や緑の光が「ついては消え、ついては消え」ていることになる。ネオンサインのように。

うちのおばあちゃんの頭の中も、細胞レベルのミクロの世界で見たら「クリスマスツリーの電飾」状態なのかもしれない。

今では想像しているだけだが、それが見えるようになったら「脳細胞自滅マップ」など簡単に作れてしまう。どこが壊れたか一目瞭然だ。

生物はみんな最後は「土にかえる」と言われている。落ち葉が腐葉土になるのを見れば納得するが、正しくは「土になる前に光になる」ようだ。

花火のように破裂して光って消える、そこで生命は終わる。「最期は光になる」と聞くと、何とも言えない不思議な気持ちになった。

宇宙は光から始まったらしい。光から星の材料となるものが生まれ、星ができ生命が誕生したと考えられている。

光から始まり、光によって生命活動を維持し、最期は光になる。もとにもどるだけ、それだけのようだ。そんなにも単純だとは思わなかった。

複雑で難解に見えるものでも、よく見ると実は単純ということは多い。