これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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寝たきり一年、床ずれはない。。。。。

「床ずれ」を防ぐことは可能だそうだ。

栄養状態が悪かったら、どんなに気をつけていても床ずれは防げないが、そうでない場合は、充分なケアがあれば防げるらしい。

去年の春、うちのおばあちゃん(84歳、胃ろうで寝たきり)のために、エアーマットや介護クッションを購入しようと関連のサイトを調べたことがある。

二度目の脳梗塞発作で入院した時、二週間の寝たきりで背中に床ずれができた。それがあって、床ずれは避けられないものと思っていた。

検索した中に、「床ずれゼロ」をめざして実践している施設が出てきた。こまめに身体の位置を変えることで、それが可能だそうだ。

ただし、条件が付いていた。ふさわしい環境を整えた上で、頻繁に体位を変換して重心がかかる場所をずらすことで、可能になるようだ。

マットの種類や介護クッションの形状を「その人の状態に合わせて」その時その時で最適な組み合わせを選び、調整するという条件付きだった。

うれしいことにエアーマットや介護クッションは無償で貸してくれるらしい。

これらの介護用品は、在宅介護では介護保険で一割負担で借りれても「施設介護」では全額負担となり、レンタル料金が十倍になる。

一年も使うのなら購入したほうが安いのだが、たかがマットレスとは言っても、介護用となると信じられないぐらい高いものばかりだ。

「床ずれ予防効果が高い」ものほど、値段も高い。必要は感じても手が出ない。買ったはいいが、その後何年も生きている保証もないのだから。

施設が無償で提供してくれると、ほんとうに有難い。そのような「経済的に恵まれない老人にやさしい」施設が増えるといいのだが。

一年前のことなので、その施設が今でもあるのか、また同じように「床ずれゼロ」をめざしているのかは知らないが、つぶれてないことを祈る。

今の施設(一般の老人ホーム)入所にあたって、エアーマットが高いので、低反発マットと介護用ビーズクッション二個を購入した。

今のところオムツかぶれはあっても床ずれはない。「ほったらかし」ではなく、スタッフがよく面倒をみてくれて頻繁に見に来てくれるおかげだ。

いろんな種類の介護クッションはなくても、古い枕やバスタオル、タオルケットなど部屋にある物を上手に使って「床ずれ予防」してくれている。

「施設はほったらかし」という偏見があるが、そうでない所もたくさんある。入居してみないとわからないから、運不運があるのだが。

うちのおばあちゃんは運がいい。最初に入居した「サ高住」もよく面倒をみてくれた。本人は運がいいとわかっていない、それが残念ではある。