これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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嫌な記憶と不安感を消す、瞑想と気分転換。。

継続したストレスにも、いくつか対処法はあるそうだ。

瞑想と、「100の気分転換法」で克服できるらしい。
昨日たまたま見たテレビ番組で、何人もの研究者が紹介していた。

ヒトでも野生動物(シマウマなど)のようにできるのだろうか。

眼前に敵がいる時だけストレス反応が起きるが、敵が去れば即時にリラックスできるというような。

だらだらとストレス反応が持続するのを断ち切ることができればいい。

そのためには、過去の嫌な記憶と未来への不安感を克服して、今現在に意識を集中させることが必要になる。

ストレスが強大であれば「さっきは怖かった」という過去の記憶と、「次はどうしよう」という未来の不安を頭から消し去ることは容易ではなさそうだ。

それが非宗教的な瞑想(マインドフルネス)で可能になるという。

背筋を伸ばして座り、肩の力を抜き、目を閉じる。自分の呼吸にのみ意識を集中させ、他のことは考えない。

気功やヨガに似ているが、それらは腹式呼吸だの「息を長く吐く」だのと制限があるが、こちらは違って、呼吸は自然にまかせる。

瞑想中は部屋の広がりをイメージし、最終的には「まぶた」を意識して目を開けて終了する。所要時間は十分間ぐらいから始めたらいいらしい。

この方法で、多くの人に効果があったことが科学的に証明されたという。

ストレスにより大きくなった扁桃体が小さくなり、ストレスにより小さくなった海馬が大きくなって元の大きさに近づいたそうだ。

過去と未来の呪縛から断ち切るために、この瞑想法は「呼吸に意識を集中させる」のだが、「楽しいことに意識を集中させる」方法もある。

楽しいことを考えていれば、過去と未来に考えが及ばないということだ。

それが「100の気分転換法」いわゆる「コーピングステラテジー」で、ストレス反応を終わらせ、リラックス状態に持ち込むための対策法だという。

ストレス対処行動とか、ストレッサー(ストレスを与えるもの)対処戦略とか言われるが、つきつめれば「気晴らし方法」ということだろう。

気晴らし方法は個人個人違う。

コーヒーの香りで癒されるなら、ストレスを受けた時にすかさずコーヒーブレイクをすればいい。甘いもの好きなら、ケーキも付けて。

対処法は100通りほど準備しておくといいらしい。

そして、その一つ一つについて実践したあとに分析しデータをとる。
どんなストレスに対しどれだけ効果があったかを十点満点で記録する。

こうして、「このストレスにはこの対処法が効く」という自分なりのマニュアルが完成されたら、あとは実践あるのみだ。

うれしいことに、コーヒー代やケーキ代をかけない方法もある。
時間も経費もかけないでも「楽しいことを想像する」だけでもいいらしい。

結婚写真など若い頃の写真を見て「楽しい思い出」にひたったり、手元の宝くじを見ながら「百万円あたった時はどうする」と想像したり。

宝くじは一枚分の代金が必要だから、元手のいらない懸賞などで楽しい気分になってもいいだろう。

楽しいことで頭をいっぱいにして、過去(嫌な記憶)と未来(不安感)の呪縛から自分を解放できたらいい。

そうすれば少しはストレスに強くなれるかもしれない。





              <That's Ninchi Show 2 No.1152>