親の家を片付けるには。。
羽根が壊れた扇風機だって捨てない。
うちの親の家が「ごみ屋敷」のようになっていた頃のことだ。
「もう捨てたらいいのに」というモノばかりであふれていた。
家電は十年が寿命らしいが、二十年はとっくに越えている古さでも、
「まだ動く。もったいない」というのが理由。
老人は「モノのない時代の経験者」なので、「捨てる」ということに拒否感があるようだ。
「危険だから、発火したら火事になるから」と言ってもダメ。
親の家を片付けるのは認知症になる前でないと難しい。
そこで考えたのが、「もらっていく」という方法だった。
「捨てる」のは嫌だが、「誰かが使う」ならいいらしい。
少しづつ、「ほとんどゴミ」のようなモノをもらって、
自宅に持ち帰って捨てる。
この繰り返し。
何事も全てあとになってわかるものだ。
<That's Ninchi Show 2 No.1324>