認知症、介護認定すら拒否する。。
「たった一人の介護」は避けるべきだ。
今は介護保険制度があり、介護職の人々の力に頼ることができる。
政府は「たった一人の介護」はないと思っているかもしれない。
「制度があるのに、それを利用していない人」のことを考えないならば、「介護の孤立化」は無いことになる。
介護保険を利用して介護サービスを受けるには、先ず介護認定だ。
だが、要介護に該当するのに、認定を受けていない人がいる。
「まだこのままでいい。そのうち」と思っていたり、「施設入所やデイサービスは嫌だ」という理由などだろう。
家族が勧めても認定を拒否する老人の理由は様々で、「他人様に頼りたくない」というプライドもあるようだ。
「デイサービスに行くと楽しいよ」と勧めても、「ボケ老人ばかりの所に行くと、ボケてしまう」と言って終わりだ。
しつこく勧めるとたいていの場合は怒り出すだろう。
「老人施設などは自分の行く所ではない」と思っている。また、
「自分は認知症ではないのに家族がわかっていない」とも。
これをクリアするのは相当難しい。
認知症の人は「論理的思考ができない」と言われているので、言うだけではわかってくれないことが多いと思う。
わかってくれる人も中にはいるかもしれない。
また、体験入所や見学などができれば本人の気持ちが動くこともある。
論理ではなく感情だから、意思決定の源は。
認知症は突然悪化するし、骨折などで突然身体障害も起こる。
「今はこのままでいい。そのうち」ではなく、今すぐ介護保険制度を使うことを考えるべきだと思う。
<That's Ninchi Show 2 No.1320>