認知症に関して医師は頼りにならない。。
認知症の人の家族は誰を頼ったらいいのだろう。
介護士(ケアマネージャーを含む)だったり、主治医だったり、看護師だったり、身近に専門職の人々がいることはいる。
認知症については「わからないこと」だらけだ。
たずねれば皆何かしら答えてはくれるが、解決するかというとなかなか難しい。
この中でも最も頼りにならないのが医師だ。
医師は専門外の質問には答えてくれない。
仮説や可能性などという不確実なことも言わないようだ。
「わたしは整形外科なので、整形外科の範囲ではどこも悪くないとしか言えません。」
うちの親の歩行困難についてたずねた時の答えがこれだ。
それなら歩けない理由は何か、またどの診療科に行けば答えが得られるのか、そこを教えてほしいのだが、これで終わり。
専門外のことを聞かれるのを嫌がっているようにも見える。
「わかりません」と言うしかないが、プライドが許さないのだろうか。
どの医師も「質問するのは医師、患者や家族はそれに答えればいい」と思っているのか、
「これ以上質問するな」というようなオーラが漂っていて、
それ以上たずねられる雰囲気ではなかった。
どこも悪くないのに、歩けない。「足がしびれる」と訴える。
家族はどう対応していけばいいのだろう。
嫌がるのを無理して手を引いてでも歩かせたほうがいいのか、無理強いせずに一日中「ほぼ寝たきり」状態にしておいていいのか。
原因がわからなかったら対処法はない、だから医師のアドバイスを求めたのだが、全く無意味だった。
ずっとずっと後になってわかったのだが、この歩行困難は「認知症によるバランス障害」だった。
三回目の脳梗塞発作の時の診断書にそのように記入されていた。
この診断書を出した医師が特別優秀なのではなく、その頃は「誰が見ても中期の認知症」だったからだと思う。
認知症に関して医師は全く頼りにならない。
<That's Ninchi Show 2 No.1321>