認知症、よく物をなくすのだが。。
健康保険証をなくすと、やっかいだ。
うちの親は認知症になってから、日常的に物(財布や通帳、鍵など)をなくすようになり、その都度大騒ぎだった。
「なくした」といっても、本人が財布の入ったバッグをゴミ箱に捨てていたり、財布や現金を「どこかに隠して」いたりするので、
「紛失」というより「故意」のほうが多かったようにも思う。
家の権利書を部屋の「ゴミの山」から発見したこともある。
家族一同どれだけ驚き、どれだけ発見を喜んだことか。
通帳をなくして何度も銀行で再発行してもらったが、これは面倒なだけで無料だった。
印鑑や自宅の鍵は「なくす度に」何度も作りなおし、それなりに余分な出費となった。
最も面倒だったのは「貸金庫の鍵」の紛失だ。
金庫を開けてもらうための手続きの後、金庫の鍵を新しくするための手続きがあり、鍵の代金も家の鍵よりもずっと高くついた。
これらをなくしたら、再発行の手続きは面倒だっただろうと思う。
二人とも持病があって週に何回も通院していたが、なくさなかった。
どうしてなのか見当もつかない。
ところで、最も頻繁に紛失したモノと言えば、現金だろう。
認知症の親に持たせたら「ドブに捨てるようなもの」だった。
家族は持たせたくないのだが、本人は少しも言うことをきいてはくれず、持たせないとまた大騒ぎになる。
結果として何に使ったのか本人にも不明、そんなことだらけで、
どれだけなくしたのかも、よくわからない。
<That's Ninchi Show 2 No.1314>