これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

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2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

これが認知症なんだ (278) トイレの自立

<That's Ninchi Show No.278 > トイレの介助、認知症の進行にあわせて段階的にしんどくなる。 おばあちゃんが老人マンションに入居したころは、まだ要介護1だったので、紙パンツなどのオムツも必要なく、一人でトイレに行き、何の問題もなかった。 その後…

これが認知症なんだ (277) 性格による

<That's Ninchi Show No.277 > 性格や習慣、癖などのせいで、認知症の発見が遅れることがある。 発見が遅れる一番の要因は、「うちの親に限って」という根拠のない思い込みだ。特定の人だけ認知症になると思っていたり、「認知症になりやすい人」の基準に…

これが認知症なんだ (276) 7,2 ナノメートル

<That's Ninchi Show No.276 > アルツハイマーの原因の解明が進み、認知症が治る時代が来る。 そう思うような研究成果が続々と発表されている。もしかしたら、これほど認知症老人が多い時代は、「今だけ」に限定されるかもしれない。 治らない上に、わけの…

これが認知症なんだ (275) 差し入れ、追加

<That's Ninchi Show No.275 > 施設などの食事、どこまで融通がきくか、個別対応してくれるか、が問題だ。 施設に入居しても、食事の内容や量は、当然「個人別」に対応してくれると思うだろう。介護度や年齢、身体状況によって、一人一人食べられるものが…

これが認知症なんだ (274) いい施設 その3

<That's Ninchi Show No.274 > いい施設、いい介護、と言うけれど・・・ 介護保険制度は何年かごとに見直しされて修正(見方によれば改悪?)されているが、そのめざすところ、主な目的は公的な費用負担の削減のようだ。高齢化にともない増加し続けるのは…

認知症は想像以上にひどい病気だ。

こんなはずではなかった。 認知症の老後は、あわれだ。どんなに一生がんばってきても最後がこれでは、という程ひどいものだ。「晩節を汚す」という言葉そのもので、その程度は予想を超える。 本人のそれ以前の人生の輝きをいっきに消してしまう。こんな姿を…

これが認知症なんだ (273) いい施設の条件 その2

<That's Ninchi Show No.273 > いい施設の条件は何だろう。(つづき) 医療スタッフについては、勤務形態や勤務時間を聞いておくほうがいい。施設によってまちまちだから。ある特養(介護老人福祉施設)では、昼間は看護師さんが数人いるが、夜勤は通常ゼ…

これが認知症なんだ (272) いい施設の条件

<That's Ninchi Show No.272 > よい施設の条件は、何だろう。何を基準に選んだらいいのだろう。 介護は、結局は「ひと」だ。「ひと」の力で決まる。だが、個人の能力は限られていて、介護能力が優れていても、ときに失敗や思い違いもある。 それを何人かで…

老後の不安

生命保険の現物給付が解禁されるそうだ。 保険をかけておくと、介護や葬儀という現物で支給される。介護は、生命保険会社の子会社などが経営する老人ホームへの優先的入居という形で提供されるらしい。 これに先駆けて生命保険会社による介護付き老人ホーム…

あれから18年

神戸に帰省していて大地震にあってから18年だ。 あれから人生観が変わった。ブランドバッグなど買わなくなった。そんなものは一瞬でガレキになってしまう、買い集めて大事に持っていたって何の意味もない。 おカネを使うなら、もっと意味のあることに使お…

これが認知症なんだ (271) 排便コントロール

<That's Ninchi Show No.271 > 介護拒否の対策として、「排便コントロール」も効果があるそうだ。 認知症だと、歩行困難などがあって運動不足になりがちだ。その上、食事もきちんと摂れないこともある。食べたつもりになっていて、食事を抜いてしまうとか…

これが認知症なんだ (270) 本人の意思

<That's Ninchi Show No.270 > 延命について、認知症老人本人の意思がわからないのが問題だ。 本人の意思は、案外それまでの日常の会話の中に見えているものだ。テレビで見たり、近所で聞いた話だったり、「延命」が話題になることも多い。それについて本…

これが認知症なんだ (269) 噛んで食べる

<That's Ninchi Show No.269 > 「認知症の進行抑止」ができるかもしれない。新薬が開発されているそうだ。 新聞によると、2016年度の申請をめざして、エーザイがアルツハイマー型の治療薬を開発中だという。現存の薬(アリセプト)との違いは大きい。…

これが認知症なんだ (268) 家族のストレス

<That's Ninchi Show No.268 > 認知症老人の家族が抱えるストレスは、想像以上のものだ。 親の介護で「うつ病」になったという話はよくある。女優や作家などの有名人でも多く、介護日記の出版や雑誌や新聞の記事で、しばしば目にする。 有名になれる程の、…

これが認知症なんだ (267) 嚥下訓練

<That's Ninchi Show No.267 > 嚥下リハビリ、経口摂取トレーニングが用意されていれば、胃ろうも安心だが・・ うちのおばあちゃんの胃ろう設置問題で悩んでいたとき、ケアマネージャーさんから、「一時的に付けるだけで、また食べれるようになったら胃ろ…

これが認知症なんだ (325) 嗅球と海馬

<That's Ninchi Show No.325 > 嗅覚に着目すると、認知症の早期発見が可能になるかもしれない。 哺乳類の大人の脳細胞は損傷すると再生されないと言われている。しかしながら、なぜか二つの部分、嗅球と海馬は例外として再生可能だそうだ。 嗅覚を担ってい…

これが認知症なんだ (324) 嗅覚障害

<That's Ninchi Show No.324 > 認知症老人はどんなに臭くても臭くない、「くさい」という感覚がない。 うちのおばあちゃんの入浴拒否が続いている。一週間に一回がいいほうだ。着替えも拒否しているから、お風呂にはいるまで同じ服を着たままだ。 いくら老…

これが認知症なんだ (266) どこまでも

<That's Ninchi Show No.266 > 医療技術が進んで、高齢者でもいつまでも生きられるようになった。 そういう時代にあわせて、老人は各自どこまで(延命のレベルを)生きるかを前もって、認知症が出ないうちに、家族にはっきりと伝えておくべきだろう。本人…

これが認知症なんだ (265) 観賞用老人

<That's Ninchi Show No.265 > 嚥下能力(食べ物や飲料をのみこむこと)を維持するには、どうすれば? 認知症老人は「胃ろうで寝たきり」になったら、ほとんどが「会話ができない」「意思疎通が難しい」という状態になるのだろうか。施設や報道で見た限り…

これが認知症なんだ (264) 冷静になるには

<That's Ninchi Show No.264 > 経験から出てくる予測、これが家族にはない。 施設の職員さんや、訪問介護のヘルパーさんや、ケアマネージャーさんなど介護職の方々と、「素人」である家族との大きな違いは、「予測」ができるかどうかだろう。信じられない…

これが認知症なんだ (323) 性格の変化

<That's Ninchi Show No.323 > 認知症になると性格が変わる。ひとによって程度の差はあるが。 大きく分けて二つになる。 1) それまでの性格が極端になる。本来持っていた「こだわり」が極度に強くなる。 2) まるっきり別の性格になる。それまではなか…

これが認知症なんだ (263) 発症年齢と予防

<That's Ninchi Show No.263 > テクテク型とヨロヨロ型、認知症は大きく分けるとこの二つになるらしい。 運動機能(歩行など)の維持、また、合併症(生活習慣病など)の有無、この二点に着目して分けるとそうなる。アルツハイマー型は、合併症が少なくて…

これが認知症なんだ (262) お食事エプロン

<That's Ninchi Show No.262 > 老人用にも「お食事エプロン」がある。幼児用と同じ用途だが、大きいだけに高い。 食べこぼしで、食事のたびに衣服を汚したら、着替えさせるのは大変だし、洗濯物が増える。タオルや、バスタオルを巻いて代用してもいいが、…

これが認知症なんだ (322) 一人では

<That's Ninchi Show No.322 > 同居家族がいるといっても、たった一人では独居とそうかわらない。 かわらないどころが、老人だけの世帯、また老人の一人暮らしのほうが公的支援や地域の「ご近所」の支援があるぶんだけずっとマシかもしれない。 同居家族が…

これが認知症なんだ (261) 熱中症

<That's Ninchi Show No.261 > 2012年も猛暑で、何人ものお年寄りが熱中症で搬送されている。 この十年ほど日本列島の夏は、温帯や亜熱帯の夏ではない。熱帯だ。同じ熱帯でもタイやインドネシアなどの比ではないらしい。ほんとうの熱帯地方のほうが、…

これが認知症なんだ (260) 施設での看取り

<That's Ninchi Show No.260 > 施設での看取り、増えているのだろうか。 「最期は病院で」というのがあたり前だったが、今はそうではなく、自宅で、または施設でと、死に場所を選べるようになりつつある。施設から送られてくる請求明細にも「看取り加算」…

これが認知症なんだ (259) 朝食のパン

<That's Ninchi Show No.259 > 毎朝のパン、認知症老人は何を食べたかなんて覚えていない。 毎週、老人マンションに通って、食料の補充をする。飲料(野菜ジュース、牛乳、麦茶)と朝食セット(長期保存菓子パン、チーズ、ヨーグルト、バナナ)を買って冷…

これが認知症なんだ (258) 車椅子

<That's Ninchi Show No.258 > 歩行が難しいと、病院や施設はどこも基本的に車椅子に乗せる。 安全で時間が短縮できるから、もっともなことだろう。足の弱った老人や、バランスのとりにくい認知症老人の移動に付き添うのは、時間もかかる上に、転倒の危険…

これが認知症なんだ (257) 空きの出る時期

<That's Ninchi Show No.257 > 暑いとき、寒いときというより、それを乗り越えた頃、ここが要注意。 老人は暑さ寒さに弱い。誰でも知っているように、猛暑の夏や厳寒の冬に体調をくずして逝ってしまうことが多い。だから、老人を介護している家族も施設の…

これが認知症なんだ (256) 訪問診療の利点

<That's Ninchi Show No.256 > 訪問診療が値上がりしていたとは。2012年4月の介護、医療保険の改定で。 書類整理が滞っていて、開けてもいない郵便物の山の中から、「平成24年度 診療報酬の改定のお知らせ」が出てきた。内容は以下に。 _____…