「胃ろう枠」は見えない。。

施設の「胃ろう枠」は外から見えない。

「胃ろう枠」について公表している施設はない。

多くの「胃ろうお断り」の施設がそもそも何も表には出していない。

「胃ろう枠ゼロ」なら「ゼロ」と掲げてくれていたら、いちいち電話する手間が省けてどんなにラクか。

厚労省には是非この点の指導を、と思う。

「胃ろう枠」が「ゼロ」とか、「３人」とか「５人」とか。

はっきりと示してくれるとありがたい。

問い合わせると「入所定員の一割ほどを胃ろうの方にと」という施設もあったので、そういう表示でもいい。

そうすれば医師も安易に「胃ろうを」と勧めないだろうし、家族だって「それなりの覚悟」をしてから胃ろう手術を決めるだろう。

ただ、ここで注意すべきなのは「胃ろう枠」は実際は「胃ろうの人の枠」だけではないという点だ。

他の病気などで「医療的措置の必要な人」もその枠に入る。

そういう人を含めて、枠が設定されるらしい。

今入居中の施設では「看護師一人で三人」という枠があった。

その枠に何とか入ることができたのは、利用者優先のおかげだろう。

系列の「サ高住」に入居していたから。

特養でも「胃ろうお断り」とはいえ、短期入所やデイの利用者は別で、利用者優先で入所できる所があった。

「胃ろう枠」を公表しないのはそういう事情もあるのかもしれない。

＜That's Ninchi Show 2 No.1364＞