胃ろう、「もしあの時・・・」は。。
「もし、あの時・・・」の話は避けるべきだ。
うちの親は「胃ろう」のために施設入所が極度に困難になっている。
「胃ろうお断り」の施設が多いからだ。
家族で「これからどうするか」という話をしていたら、一人が「こんなことなら胃ろうにしなければよかった」と言い出した。
「ここまで苦労するとは思わなかった」
「胃ろうだとこれほどまで排除されるとは知らなかった」
「胃ろうを付けても三年ぐらいだろうと思っていた」
このことだが、私は当時「胃ろうだと入所する施設がないし、胃ろうで十年という実例だってある」と言ったはずだが、
それを言うと逆に言い返されてしまった。
「どうしてあの時もっと強く言ってくれなかったの」
「自分たちは何も知らなかったから、よく知ってるなら・・・」と。
言いたいけれど強く言えば「血縁ではないから、他人だからそんなことが言えるんだ。冷たいね」と言われそうで、
言いたくても言えないことがある。
そこの所を察してほしかった。
胃ろうを付ける本人の息子と娘、本人の血を分けた二人が決断したことについて、文句が言えるだろうか。
今さら「もし、あの時・・・」を言われてもどうしようもない。
「これからどうするか」の話には禁物だと思う。
<That's Ninchi Show 2 No.1360>