認知症に効くＤＨＡ

ＤＨＡ（ドコサヘキサエンサン）は認知症に効くと前から言われてきた。

 

最近やっとそれが立証されたようだ。報道によると、アルツハイマー型認知症患者の細胞から作った、Ｉ　Ｐ S 細胞を使って実験観察をしてそれがわかったそうだ。

 

「ＤＨＡが脳細胞の死滅を防ぐ」という実験結果が出たということだ。

 

ＤＨＡを含む青魚は大衆魚であり、日本近海で大量にとれるから、古来から日本人は毎日のように食べてきた。魚と言えば、マグロやサーモンという現代とは違う。

 

最近は鰯は高級魚を養殖するための餌にされているが、戦前までは夕食のおかずだ。鰯を食べなくなったから認知症が増えてきたのかもしれない。

 

認知症が増えてきたことの一因、多くの理由の中の一つにはなっているだろう。

 

増えてきたのは長生きする人が多いことなど、他にもたくさん原因がある。運動不足や社会の中での役割をなくして家に一人でひきこもることも原因だ。

 

悪い生活習慣が認知症を作る。その中でも食事は大事だろう。食の洋風化によって血管の老化が進んで脳血管型認知症を増やしていることもある。

 

旧来の日本食は塩分摂取過剰で低カロリー、蛋白質も不足しがちだ。洋食はそうではない。両方のいいところをとって、バランスのよい「認知症患者の食事」を考えたらどうだろう。

 

「糖尿病食」のように「認知症食」の料理本があるのだろうか。介護施設や介護食を販売している会社にはノウハウがあると思う。ぜひ出版してほしい。