これが認知症なんだ (346) 一月の医療費
<That's Ninchi Show No.346 >
一月の医療費の請求書が届いた。
老人マンションの郵便受けは一週間に一回開けられるだけだ。家族の誰かが見に行かない限り、おばあちゃんは開けられないからだ。要介護1の入居時からそうだ。
よって、家賃や食費(介護給食事業者の)、訪問介護サービス費などの請求書はマンションでなく、こっちに郵送してもらうことになっている。
内訳は以下。
訪問歯科 医療保険分: 3050
介護保険分: 1950 計 5000円 (4回分)
訪問診療 医療保険分: 6450
介護保険分: 522 計 6972円 (2回分)
訪問薬局 医療保険分: 2080
介護保険分: 1050 計 3130円 (2回分)
訪問リハビリ 医療・介護の内訳不明 計 5004円 (8回分)
一月分合計 16976円
(82歳、要介護3、後期高齢者医療保険、一割負担 )
訪問診療の基本料は5000円で、診療費(往診費)は一回につき200円、よって月に二回だと5400円、三回だと5600円、これに居宅管理指導料522円がつく。
今回のように血液検査料が加わると高くなるが、安いときは6000円程度だ。二ヶ月か三ヶ月に一度は検査がある。(頼んではいないが必要なことは認める)
歯科のほうは虫歯治療は終わっている。今は治療ではなく、定期的な口腔清掃。
誤嚥による肺炎を予防するために、口腔内の雑菌を減らすことが必要だ。
老人一人でこれだけ。高いようにも思うが、一割負担という恩恵があるから、訪問してもらっている割には安いともいえる。連れて行くことの大変さを考えたなら。
ただ、将来的に二割や三割負担になったら、とても払えないような気がする。先のことを考えたらほんとうに暗くなる。長生きすればするほど暗くなる。
こんな日本になるとは思わなかった。明るい未来はどこに行ったのだろう。