これも認知症なんだ<That's Ninchi Show 2>

FC2ブログに引っ越しました。週一回か二回は更新しています。

介護うつにならないために。。。

「介護うつ」にならないためには、「がんばらない」ことだ。

ストレスが「うつ」の原因とされるが、うつ病の発症には、前段階として「自律神経の乱れ」があるらしい。

自律神経失調症と言われるもので、自律神経系機能障害を指す。

「ストレスの増加 → 自律神経の乱れ → うつ病」というように進行するそうだ。

うつ病の治療は簡単ではなく、治りにくい。完治には時間がかかる。

その前段階で「このままではいけない」と自分で気づき、対処することが必要だろう。

自律神経が乱れると多くの症状が現れる。個人個人で千差万別、症状の組み合わせが違う多くのパターンがあるらしい。

不眠・めまい・耳鳴り・動悸・息切れ・光がまぶしい・しびれ・食欲不振・のどの違和感・便秘や下痢…その他多数。

強い不安によって起こる「過呼吸・過換気症候群」も自律神経の乱れが原因なので、これも症状の一つと言えるだろう。

交感神経が優位になって筋肉がこわばり、呼吸筋に影響して「息が苦しい」「息がはけない」状態になる。

気管支喘息や心臓喘息の呼吸困難とは似ているようで実は違う。

横隔膜の上げ下げで呼吸するのだが、その筋肉がガチガチに緊張して動きにくくなっただけ、気管支も心臓も関与していない。

「のどを紐で絞められている」ような苦しさもあるらしい。恐怖だ。
気管支喘息の発作ではそんなことはない。

このように、自律神経失調症になると「ひとによっては」大変苦しい症状を伴うから、予防することが肝心だと思う。

「ストレス状態の連続で交感神経が緊張しっぱなし」という生活が悪いのだが、介護中の家族はみんなそれを余儀なくされている。

ストレス状態の連続と睡眠不足、この二つが自律神経を乱す原因だとされるが、在宅介護をしている場合はこれも避けられない。

ここは考え方を改めて、「自分しかいない。がんばらないと」ではなく、「ここまでがんばったのだから休む」でいいのでは?

たまにはリラックスして、副交感神経に働いてもらい、カチカチにこわばった全身の筋肉も休めてあげよう。

どうすれば休めるかを考えるのが先だが、方法は必ずあるから。



                                   <That's Ninchi Show 2 No.1079>