認知症になる前に動くといい。。
「認知症になる前に動く」ことができれば・・・
何の準備もなく突然の発症で焦ることと比べたら、差は段違い。
我が家の失敗例を教訓(悪い見本)として、「認知症になる前に行動する」人が増えればと思っている。
「たった一人の介護」になりそうな友人がいる。
一年半ほど前に「別居している両親が心配」だと言っていた。
両親は認知症ではないが、できることが徐々に減っているという。
介護認定して、訪問介護やデイサービスが利用できると安心だ。
「みんな来てもらってるから」などと言って。
年を取ると「トイレと浴室の掃除がしにくい」から、それだけのために本人が自分で介護認定の手続きをしていたのだ。
その話をすると、その方向で説得してみるということだった。
認知症ではないから、説得に応じてくれる可能性が高い。
認知症だと論理的思考ができないから説得は無意味だが。
そして今年の秋、一年ちょっとかけて準備完了。
専門医の診察と介護認定を終え、ヘルパーさんの訪問介護が始まり、両親ともに各自のデイサービスに通うことに。
実家の経済状況の把握も、家の中の整理も徐々に進んでいるらしい。
こういうことは認知症になったら難しいから早いほうがいい。
とてもうれしい知らせだった。
認知症になる前に動くといい、それを実証してくれたので。
ただ、将来的には施設入所を考えたほうがいいと思う。
「たった一人の在宅介護」は困難で、継続不能だからだ。
認知症になってからは報われないが、なる前の努力は報われる。
後手後手になる前に動くことが肝心だ。
別の友人からも良い知らせがあった。
別居している両親が気がかりで、通って世話していた人だ。
住宅型老人ホームに入居することになったという。
これまで何度も説得してダメだったのに、
場所がいい(駅から近く、通院や買い物に便利)物件で、
新築で広くてきれい、食事がいいなど好条件だからだろうか。
ほんとうによかった。
安心して眠れる日々が戻ったと思う。
<That's Ninchi Show 2 No.1351>