特養の「空きベッド」が増えたそうだが。。
老人施設には介護ベッドがあるはずだが・・・
うちの親の入所先には介護ベッドが付いてなかった。
カーテンとエアコンと照明器具だけ、何も付いていない。
入所者は収納家具もベッドも車椅子も全てが持ち込みだ。
いわゆる有料老人ホームというものは、これが標準なのだろうか。
最近の報道で「入所者を要介護3以上に制限してから特養の空きベッドが増加」というのを何度も耳にした。
気になったのは、「空き室」ではなく「空きベッド」だということ。
有料老人ホームはほとんどが個室ばかりだが、特養では一部に大部屋(多床室)がある施設も残っているからだ。
だが、介護ベッドが備えられているからこその「空きベッド」だ。
特養でも新設のものなどは全室個室というのが増え、ユニット式など一部では介護ベッドが付いていないものも多いが、
テレビニュースではそれを無視して「空きベッド」と言っている。
病院なら「空きベッド」でいいから、それに合わせたのだろう。
病院も特養も「個室もあり大部屋もありで」同じだから。
ベッドがない施設も含むのなら正確には「空きベッドスペース」になるのだが、そんなことを言うと何が何やらわけがわからない。
それはそれとして、肝腎なのは「待機者が今も多いのに特養が空いている」ということだ。
要介護1や2の人を除外すると、入所者が激減というのはどういうことだろう。
うちの親のために特養を申し込んでいた頃、「重度だと敬遠される」「軽度の人ばかりを集めている」施設があると聞いた。
確かに重度者ばかりだと介護労働はきつい。
より多くの人員が必要で、人件費が高くつく。
まさかそういうこと?
そういう暴れて困るような人こそ、家族の苦労が限度を越える前に施設で救ってあげるべきだと思う。
何のために入所制限をしているのか。
お役人様のなさることはよく理解できない。
<That's Ninchi Show 2 No.1245>